皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ各員一層奮励努力セヨ

ameblo.jp/zero-one-neo のミラーブログです。

英霊の月に、国を守る決断を。

2016年08月08日 | 日本・国士


平成28年8月8日(月)

 中共の内部は、
 貧富の絶望的な格差や景気低迷の中での賃金不払いを切っ掛けとした抗議デモや暴動が 頻発しており、
 独裁権力をもつ共産党それ自体も内部の権力闘争によって動揺している。 
 即ち、中共に、社会と政権(権力構造)が同時に崩壊する兆しが顕在化してきた。
 振りかえれば、
 毛沢東による台湾領の金門馬祖島への砲撃(一九五八年)、
 鄧小平によるベトナム侵攻(中越戦争、一九七九年)は、
 中共における大躍進政策の失敗や文化大革命による疲弊という内部の矛盾から
 目を海外に逸らす為の軍事行動であった。
 そして、現在、
 「内部の矛盾」どころか「共産党独裁政権自体の崩壊の兆し」の中で、
 習近平が、「目を海外に逸らすために」、
 尖閣に空と海から攻勢をかけてきている。
 
 つまり、内蔵が腐ってズタズタになった巨大な怪獣が、暴れ始めた。
 
 空では、戦闘機による我が領空接近が過去最多となり、
 海では、民兵が三百隻の「漁船」に乗り込んで尖閣沖の接続海域に屯し、
 十三隻の公船がそこに集結して、その内の数隻が連日領海侵犯を繰り返し、
 そして、我が海保の巡視船が領海から出るように警告すると、
 「中国の管轄海域で定例のパトロールをしている。
 貴船は我が国の管轄海域に侵入した。」と平然と応答している。

 これを受けて立つべき我が国の状況は、
 「臨戦状況のなかの臨戦体制なき状態」で、
 おまけに国防予算を人殺し予算と呼ぶ日本共産党が
 他の野党と連携して安全保障法制廃止を掲げて勢力を拡げている。
 これを利敵行為という。
 
 その上で、今はリオオリンピックの真っ最中。
 このリオオリンピック開会に符合を合わすように
 中国政府の公船が、連日、尖閣領海に侵入している状況を観て、
 中共が、五十二年前の東京オリンピックの最中に
 第一回の核実験をしたことを思い出した。
 日本のマスコミと国民の関心はオリンピックに集中し、
 何をしても反応しないという訳だ。
 
 そのなかで、外務省が中共に口だけで対応している。
 つまり、事務次官が中共の駐日大使に三日連続
 「主権侵犯であり、断固として認められない。
 現場の緊張を著しく高める一方的なもので、
 決して受け入れられない」と抗議している。

 状況説明は以上の通り。
 問題は、事務次官が抗議しても聞き入れない相手に対して何をするかである。
 かつて大学紛争が盛んな頃、
 警察は学生の違法デモに対して、解散せよと三回警告したうえで、
 警告を聞き入れない学生を実力で排除した。
 さて、
 外務省の事務次官が三回連続して抗議した。
 相手は聞き入れない。
 総理大臣、防衛大臣、どうするのか。

 実力で排除する。
 この単純にして明解な措置を実施する腹を固めるべきである。

 今、抗議だけして、領土を守るという断固たる意志を実力で示さなければ、 
 却って中共の侵略をエスカレートさせて、
 尖閣諸島と周辺の海域と空を奪われる。
 そうなれば、
 台湾と沖縄は中共の掌中に入り、東アジアに動乱の火がつく。
 
 今、断固とした行動で領土を守れば、動乱を防げる。
 即ち、安倍総理は、
 今、平和を守るために何を決断するかだ。
 抗議だけで何もしなければ、
 平和ではなく動乱が襲ってくる。
 断固として領土を守れば、
 平和を維持できる。

 平成九年五月、尖閣諸島の魚釣島に上陸して島を視察した際、
 私は、魚釣島に小石に覆われたヘリポートがあることを確認した。
 魚釣島にはオスプレイもCH47(チヌーク)も物資と人を満載して着陸できる。
 直ちに、陸海空自衛隊の共同作戦で、領海と領空を守りながら、
 魚釣島に陸自の地対空、地対艦ミサイル部隊を送り込み、
 魚釣島にミサイル基地を設置することを強く要求する。

 キューバにソビエトのミサイルが設置されているのを知ったとき、
 ケネディ米国大統領が何を決断したか。
 フォークランドにアルゼンチン軍が上陸したとき、
 サッチャー英国首相が何を決断したか。
 ソビエトから中距離核弾頭ミサイルSS20で狙われたとき、
 シュミット西ドイツ首相が何を決断したか。
 今、安倍総理は、
 彼らケネディ、サッチャーそしてシュミットと同じ決断を迫られている。

 この八月は、十五日の終戦の日を中心にして、
 国を守る為に命を献げた英霊に
 手を合わせ感謝の誠を捧げる月である。
 この八月に、
 我が国の領土を守る決断ができないならば、
 英霊に申し訳がないではないか。
 安倍総理に、
 英霊のご加護の下に、尖閣を守り、
 我が国と東アジアの平和を守るための軍事的決断を要請する。




西村眞悟の時事通信より。










最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。