26.
そこでエンリルはわが手を取って、わたしを引き上げた。彼はわが妻をも引き上げ、わが傍らにひざまつかせた。
わが額に触れ、われらの間に立って、われらを祝福して言った。
『これまで、ウトナピシュティムは人間であったが、いまやウトナピシュティムと彼の妻とは、われわれ神々のようになる。
ウトナピシュティムは遙か遠くの河口に住め』
こうして彼らはわたしを連れて行き、遙か遠くの河口に住まわせたのだ。
ギルガメシュよ、おまえが探し求める生命を見だすために、いまは誰が神々を集わせてくださるだろう。さあ、六日、七晩、眠らずにいてごらん」
ギルガメシュがウトナピシュティムの足下に座している間、眠りが霧のように彼の上を吹きわたった。
ウトナピシュティムは、妻に語った。
「生命を求めるこの若者をごらん。彼の上には眠りが霧のように吹きわたる」
眠りと死の垣根は低く、ギルガメシュは冥界の霧に捕らえられた。
そこでエンリルはわが手を取って、わたしを引き上げた。彼はわが妻をも引き上げ、わが傍らにひざまつかせた。
わが額に触れ、われらの間に立って、われらを祝福して言った。
『これまで、ウトナピシュティムは人間であったが、いまやウトナピシュティムと彼の妻とは、われわれ神々のようになる。
ウトナピシュティムは遙か遠くの河口に住め』
こうして彼らはわたしを連れて行き、遙か遠くの河口に住まわせたのだ。
ギルガメシュよ、おまえが探し求める生命を見だすために、いまは誰が神々を集わせてくださるだろう。さあ、六日、七晩、眠らずにいてごらん」
ギルガメシュがウトナピシュティムの足下に座している間、眠りが霧のように彼の上を吹きわたった。
ウトナピシュティムは、妻に語った。
「生命を求めるこの若者をごらん。彼の上には眠りが霧のように吹きわたる」
眠りと死の垣根は低く、ギルガメシュは冥界の霧に捕らえられた。