三越伊勢丹が本格的に衣料生産？

的屋場所貸し的商法である日本の百貨店、
にも関わらず、ファッションの三越伊勢丹が衣料品の企画・製造をとのニュース。
「三越伊勢丹が衣料生産　企画・値決めを主導」 （日経Web 11/16）
これによると
製造委託縫製工場は日本全国に20～30存在。
素材生地も自前で調達。
「消費者ニーズや流行を取り入れた商品をいち早く自社で企画・生産し、他社との違い
を打ち出す。」との事。
このフレーズはかなり昔より使用された陳腐感漂う響き。
「売れ残りのリスクを負うが、アパレルを通さない取引のため利益率を改善でき、
価格も自由に設定できる。」
当然、自社製造商品なら販売プライス（正価）設定は如何様にも。
但し、利益率改善には甚だ疑問。
この製造販売方法は売れ残った商品を以前の様にアパレルに返品不可の為
企画失敗（販売不振）の際は利益率は委託販売以上に下がる事実。
これに対する空恐ろしい恐怖感から
以前もトライしようとして二の足を踏み続けていたのでは・・・・・。
又、「当面は高品質な素材を用いた衣料品などが中心になるため、国内工場に委託するが、
海外生産も今後検討する。」とか。
更に、「アパレルなどのＭ＆Ａ（合併・買収）も視野に入れている。（大西 洋社長）」
この方法論が一番手っ取り早いのでは。
果たしてこの革命的一手の行方は一体・・・・・。
ご健闘を心よりお祈り致します。