ちょーロング9日間のゴールデンウィーク(黄金週間)。
昨年は未曾有の大地震とそれに伴う原発事故による自粛ムードで静かに。
今年は一転、昨年度分をも取り戻すべく様々なイベント企画で
「お客様」 を踊らせられるのか? 見どころ!!
一方、お客様=消費者は 「一年中バーゲンセール」 イメージに変革の兆しが。
着たい時期に丁度にセールで安くお買い物ができなくなりそう?
三越伊勢丹は今年のサマーセールを7月13日(金)~ を目途。
高島屋・小田急・阪神・阪急百貨店も概ね同調・追随する構え。
又、ルミネも7月12日(木)~ を決定。
コレでも速すぎる感は否めないものの 「思い切った決断」。
それは、それは、今となっては大昔、その時期の売れ残り商品の一掃セール時期は
少なくても夏物は8月、冬物は2月が原則。
この見切り処分が消費者にとって 「良い商品を安く買える」 醍醐味だった筈。
その 「楽しみ」 を特にバブル崩壊後の暗い不況期、
売上欲しさの 「禁断のリンゴ(他社より先にセール突入)」 を囓る輩が登場。
これによりセール時期前倒しの負の連鎖スパイラルに。
デパートは殆ど年柄年中セール売り場常設大型店舗に変貌。
結果、自ら首を絞める最悪の事態の招来。
これが、普段着 (カジュアルファッション) が世に蔓延った一因でも???
アパレル側は 「失われた22年に及ぶプロパー商品」 企画よりも
セールでも利益率を稼げる 「セール商品企画」 に精を出すこと必定。
しかし姑息なチープカジュアルファッションエリアに参戦するも、
ワンクッション除いた 「製造直販」 店舗軍団に対し敗戦は火を見るよりも明らか。
これが既存アパレル(百貨店供給アパレル)を長期低迷に追いやった現実。
しかして、セール時期を遅らせた百貨店の英断の結果は如何に?