3/29東京都心の「染井吉野桜」、遅ればせながら漸く咲いた。
殆ど白と云っても良いほどの薄い桜色の花びらがはらはら舞い散る時空が延びた感。
ところで、
清少納言さんは「枕草子」で「桜」をそれ程「素敵」っておっしゃてないのですよ。
「木の花は濃きも薄きも紅梅 桜は花びら大きに 葉の色濃きが 枝細くて咲きたる」
彼女にとって「梅」が一番だったのです。
「あてなるもの(上品で美しいもの) 略 梅の花に雪の降りかかりたる」
この情景は確かに共感・賛同します。
従って、「枕草子」の「桜」に関する記述は下記だけです。
「三月三日はうらうらとのどかに照りたる 略 おもしろくさきたる桜をながく折りて」
「うへに候ふ御猫は 略 三月三日頭の弁の 略 桜腰にさしなどして」
「清涼殿の丑寅の隅の 略 勾欄のもとに青き瓶の大きなるすゑて 桜のいみじう
おもしろき枝の五尺ばかりなるを いと多くさしたれば 勾欄の外までこぼれ咲きたる」
「小白河といふ所はの 略 桜などちりぬるも なほ世のつねなりや」
「節は五月にしく月はなし 略 春ごとに咲くとて 桜をよろしう思ふ人やはある」
「おほきにてよきもの 略 桜の花びら」
「関白殿二月廿一日に法興院の積善寺 略 桜の一丈ばかりにていみじう
咲きたるやうにて 略 造りたるなりけり」
一方、平安ハイソ・セレブファッション「桜(襲)」は彼女のお気に入り。
子細は、下記にてご確認を。
「続 襲色目と重色目の関白殿、二月廿一日のほどに法興院の積善寺といふ御堂にての段」
但し、かの時代「染井吉野桜」は存在せず、さくらと云えば赤みの強い「山桜」。
彼女が「染井吉野」の新芽吹き出しから、はかない花吹雪を目にしたら一体何と・・・・・?
殆ど白と云っても良いほどの薄い桜色の花びらがはらはら舞い散る時空が延びた感。
ところで、
清少納言さんは「枕草子」で「桜」をそれ程「素敵」っておっしゃてないのですよ。
「木の花は濃きも薄きも紅梅 桜は花びら大きに 葉の色濃きが 枝細くて咲きたる」
彼女にとって「梅」が一番だったのです。
「あてなるもの(上品で美しいもの) 略 梅の花に雪の降りかかりたる」
この情景は確かに共感・賛同します。
従って、「枕草子」の「桜」に関する記述は下記だけです。
「三月三日はうらうらとのどかに照りたる 略 おもしろくさきたる桜をながく折りて」
「うへに候ふ御猫は 略 三月三日頭の弁の 略 桜腰にさしなどして」
「清涼殿の丑寅の隅の 略 勾欄のもとに青き瓶の大きなるすゑて 桜のいみじう
おもしろき枝の五尺ばかりなるを いと多くさしたれば 勾欄の外までこぼれ咲きたる」
「小白河といふ所はの 略 桜などちりぬるも なほ世のつねなりや」
「節は五月にしく月はなし 略 春ごとに咲くとて 桜をよろしう思ふ人やはある」
「おほきにてよきもの 略 桜の花びら」
「関白殿二月廿一日に法興院の積善寺 略 桜の一丈ばかりにていみじう
咲きたるやうにて 略 造りたるなりけり」
一方、平安ハイソ・セレブファッション「桜(襲)」は彼女のお気に入り。
子細は、下記にてご確認を。
「続 襲色目と重色目の関白殿、二月廿一日のほどに法興院の積善寺といふ御堂にての段」
但し、かの時代「染井吉野桜」は存在せず、さくらと云えば赤みの強い「山桜」。
彼女が「染井吉野」の新芽吹き出しから、はかない花吹雪を目にしたら一体何と・・・・・?