2009年度レディース衣料専門店売上高ランキング

1		ユニクロ	カジュアル	1700
2		しまむら	複合	1111
3		ポイント	レディース	645
4		レリアン	レディース	509
5		ハニーズ	レディース	488
6		ベイクルーズＧ	レディース	359
7		ライトオン	カジュアル	324
8		ユナイテッドアローズ	複合	318
9		クロスカンパニー	レディース	213
10		パレモ	レディース	208
11		ビームス	複合	201
12		リオチェーンＨ	レディース	180
13		良品計画	複合	174
14		ジャパンイマジネーション	レディース	169
15		タツミヤ	レディース	151
16		マックハウス	カジュアル	146
17		キャン	レディース	137
18		ブルーグラス	レディース	137
19		鈴丹	レディース	124
20		玉屋	レディース	119
21		三喜	複合	107
22		銀座マギー	レディース	101
23		ヴェント・インターナショナル	レディース	99
24		三愛	レディース	99
25		アイジーエー	レディース	91
26		モリエ	レディース	84
27		三松	着物	83
28		コックス	カジュアル	77
29		シップス	複合	77
30		ロベリア	レディース	77
31		ピーアンドエム	レディース	76
32		クレッジ	レディース	74
33		リステアＨ	レディース	73
34		鈴屋	レディース	72
35		恵山	レディース	71
36		カーム	レディース	70
37		三鈴	レディース	70
38		エムズ	レディース	66
39		ローラアシュレイジャパン	レディース	63
40		ブルーメイト	カジュアル	59
41		エゴイスト	レディース	56
42		オリーブ・デ・オリーブ	レディース	54
43		サキヤクリエイト	レディース	54
44		マミーナ	レディース	51
45		アロー	レディース	51
46		ハートマーケット	レディース	50
47		アルファベットパステル	レディース	48
48		田中興産	レディース	45
49		アーバンリサーチ	カジュアル	41
50		クレヨン	レディース	41

この資料は 「8/3 繊研新聞」を参考にしています。　（単位　億円）
尚、売上高は日本国内店舗販売のみ。コメントは来週に。

暑い最中こそヒートテック？

先週の2009年度小売業ランキングをショップ別経常利益順にすると一目瞭然。
総合小売量販店の２企業を除くと一躍躍り出る小売ショップは
家電量販店の雄、ヤマダ電気とファストファッション店舗を展開するユニクロ。
経常利益は各々１，０００億強を捻出。
しかしながら、売上高を比べてみるとユニクロはヤマダ電気の約三分の一。
ユニクロの経常利益率は、何と、１４.８％。
総合小売量販店、両雄は５％をも満たしていない事実。
此処が 「ファッション業は虚業」 と云われる由縁・・・。
とは言うものの、わたくしどもは決して否定は致しません。
逆に、絶賛する立場・・・・・。
この程度の虚業度は今となっては少なめ。
ＩＴ業界に比したら大人と子供。
それはさておき、服飾ファションのエンディングであるショップ。
次回は８月３日、繊研新聞に掲載された情報分析。
ところで、残暑お見舞い申し上げます。
この暑い最中、「ヒートテック」 を販売中・・・。
店頭は、既に秋冬。
更に、来月９月９日（木）～
２０１１年春夏ニューヨークコレクションがスタート。
９月１７日（金）～
２０１１年春夏ロンドンコレクションが。
９月２２日（水）～
２０１１年春夏ミラノコレクションが。
暑い・アツイ・あつい、なぁーんて言ってられません。

2009年度小売業ショップ別ランキング （経常利益）

★　2009年度小売業ランキングをショップ別経常利益順に　★　　　　　　　　　（単位　億円）

☆　ショップ別にすると、一際、ファストファッション・ユニクロが光ります。

日本物作りの真髄、「天女の羽衣」

長期に渡る構造不況に堪えきれず廃業・倒産の憂き目の北陸繊維産地。
その中、和倉温泉に近い能登、七尾の天池合繊（株）（あまいけごうせん）さんが
一際、脚光を浴びています。
７デニールのポリエステル糸を布（生地）に織り上げ自前で染色して
展示・販売に乗り出したのが５年前（日本ではなくミラノで）。
（45.000ｍの糸の重さが5gで１デニール、10gで２デニール（denier））
この極細で繊細な素材はそれまで織りも染色も誰もなし得ていませんでした。（量産）
最初に飛び付いた方は海外のクチュリエ。
翌、2006年にはパリコレクションにデビュー。
この素材は手間暇が非常に要し高コストになることは必定。
この素材は１メートルスクウェアーで約１０ｇ。
（天然繊維 シルクシフォン・オーガンジーでは10g以下は存在。）
巾１４８～１５０cm 長さ１mの販売価格は約6.000円～10.000円超
ですので、ファストファッションメーカーは残念ながら使用不可。
それ迄の命名ではこの素材は　「スーパーオーガンディー（super organdie）」 に。
しかしながら、さにあらず、
この素材名は何と「天女の羽衣」。
日本人でややお年を召した方でしたら即、イメージ可能なお名前。
一方、海外の方々にはミステリヤス・エキゾチック・ジャパーンなのです。
ところで、この「天女の羽衣」 が　先週８/３（水）～来週８/１７（火）の間
日本橋三越店の企画、「JAPAN CREATION WEEK」でお披露目されています。
サブタイトルは
「世界のフィールドで活躍する、ニッポンの
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『天女の羽衣×デザイナー』」
暑い夏、「天女の羽衣」 で乗り切ろう感じで
是非、お江戸日本橋に足をお運び頂き避暑をお求め下さい。
（決して、わたくし共は越後屋さんの回し者ではございません。）

銀座 和光 独自路線の行方

二週に渡り大きなファイルだったので今週は小売業ランキングの件は休止。
今回は、小売業関連で銀座デパート戦争について。
明治以来、日本の顔として君臨し続けている
日本、東京、中央区、銀座。
現在は日本のお客様もさることながら、
海外、特に東南アジア （特に特に中国） からのお客様で賑わいを見せているのが現状。
銀座地区 （有楽町も含め） におけるデパートは

１　松屋銀座本店
２　三越銀座店
３　プランタン銀座店
４　西部有楽町店
５　有楽町阪急店
６　和光　
以上の６店舗 （売上高順）

この店舗の中で一際異彩を放つ 「銀座のメルクマール」 和光。
映像・動画で「銀座」を紹介する際、必ず出現する
和光ビル （服部時計店＝セイコーウオッチ株式会社＝ＳＥＩＫＯ） の時計。
ＳＥＩＫＯでは銀座の「高級専門店」と紹介しています。
ここの 「ウィンドウ・ディスプレイ」 デコレーションは秀逸です。
銀座三越のライオンは表情を変えませんが、このデコは季節と共に変容します。
それはさておき、この銀座の高級専門店 「和光」 が
何と、顧客変化に対応し、「日曜営業」 を検討されているとの事です。
どんなに状況が変貌しようが、頑なにご自分のスタンスを死守してこられた
銀座・高級専門店・和光がいよいよ動くのか楽しみです。
一方、和光の対面、三越銀座店も動きます。
三越銀座店は積極投資です。
売り場面積を約3.900坪増床し、松屋銀座本店を抜く三越銀座店。
松屋銀座本店を売上高でも上回り銀座地区№１店になろうとしています。
そのオープン日がおシャレ。
某反乱分子がグローバル経済の表象、世界貿易センタービルに突っ込んだ
「９月１１日」。
この秋、銀座デパート戦争に注目です。