CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-203「TANG タング」(日本)

2022年09月12日 21時35分30秒 | 日本映画
きっと大丈夫
 ある理由から、自分の夢も妻との未来も諦めてしまった春日井健。そんな彼の家の庭に、記憶を失ったロボットのタングが迷い込んでくる。
 時代遅れな旧式のタングを捨てようとする健だったが、タングが失った記憶には、世界を変えるほどの秘密が隠されていた。(「作品資料」より)


 イギリスの小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を原作に多少オリジナルも加えて日本で実写映画化した作品。

 すっかりヒモのように引きこもりとなってしまっている春日井健。

 ある日、庭で旧式のロボット、タングと出会う。

 アンドロイドやロボットが一般家庭に普及しているという社会を舞台にしている。

 仕事もしない健は妻から追い出され、タングを処分しようと大手ロボットメーカーを訪れるが、そこから中国、宮古島まで行くこととなる。

 タングには何か秘密があるようで、タングを奪おうとする者たちが現れる。

 そんなタングと旅をしていくうちに、タングに愛情のような気持ちを持つようになる健。

 果たして、タングを狙う者とは何者か。
 そしてタングの秘密とは。

 正直、何となく設定的には、ありがちなものかなという印象はある。

 タングは旧式ロボットで、喋ることも出来、好奇心も旺盛で、学習していく。
 子供のような感じで、しかも健に懐いている。

 別れなければならないというシーンでのタングの言動は、正に子供のような言動。

 それは、泣かされそうになるシーンでもあり、まんまと嵌まってしまうな。

 タングが狙われるというサスペンスフルな展開にはなるが、基本的にはハートフルな話なので、それ程緊迫感を煽るというものでもなかったかな。

 でも、タングの秘密からすると、いつタングが暴走してもおかしくないような気もするが。

 タングとの旅で、健の気持ちも変わっていき、二人の友情物語と健の成長物語になっている感じかな。

 タングの愛らしい言動と、二人の関係の行く末が興味深い作品であった。

/5

監督:三木孝浩
出演:二宮和也、満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、京本大我、山内健司、濱家隆一、野間口徹、利重剛、景井ひな、武田鉄矢
於:新宿バルト9

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