CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-292「ソウル・ステーション パンデミック」(韓国)

2017年10月11日 01時02分06秒 | 韓国映画
まずは金を返してからにしてくれ
 ある夏の夜。ひとりの年老いたホームレスがきっかけとなり、ソウル駅周辺で謎の感染爆発が発生する。たちまち凶暴化した感染者による無差別襲撃事件が頻発、街中にパニックが拡がっていく。
 その頃、場末の安宿にいた元風俗嬢ヘスンは、勝手に自分の写真を出会い系サイトにアップしたヒモの恋人キウンに怒り、街へと飛び出していく。
 一方、キウンはサイトを見て連絡してきた中年男性と落ち合うが、彼はヘスンを捜していた父親だった。キウンを捕まえ、2人でヘスンの帰りを待とうとするが、感染者の襲撃を受け、事情も分からぬまま、キウンと一緒に逃げまどうハメに。
 そんな中、宛てもなく街をさまよっていたヘスンもまた、恐ろしい感染者と遭遇してしまうのだったが。(「allcinema」より)


 「新感染 ファイナル・エクスプレス」のヨン・サンホ監督の作品で、その前日譚だという作品。
 このヨン・サンホ監督って、もともとアニメ製作にあたっていた人らしく、本作はアニメとなっている。

 ソウル駅近辺で一人のホームレスが何かに噛まれたような大怪我を負い、一度は死ぬのだが、その後蘇り、周囲の人間を襲い始める。

 襲われた人間も感染者となり、やがて多数の感染者が人間たちを襲い始め、街中がパニックとなっていく。

 ストーリーは感染モノとしては、それ程特異なこともなく、最初に傷を負ったホームレスが、何に噛まれたりしたのか明かさないので、その原因も定かではない。

 そんな中で、街を彷徨っていた、元風俗嬢のヘスンが、感染者に遭遇し、追われることになり、ヒモの恋人、キウンと、ヘスンを捜しにきた彼女の父親が、感染者から逃れながら、ヘスンを捜すという展開。

 果たして、ヘスンは生き延び、父親と再会できるのか。

 
 最近流行のCGアニメでもなく、昔ながらのアニメという感じの画であったが、それでいて何か惹き込まれるものがあるかと言うと微妙だったな。

 一番面白かったのは、終盤でヘスンとキウンたちが再開することができてからの展開。
 これは、ちょっと驚きの真実だったな。

 「新感染 ファイナル・エクスプレス」の監督の作品ということで、ちょっと期待値が上がりすぎたかなという印象。
 感染者の画も恐怖感があまり感じられず、作品としては物足りなさ、ストーリーには救いのなさを感じる作品であった。

/5

監督:ヨン・サンホ
声の出演:シム・ウンギョン、リュ・スンリョン、イ・ジュン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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