ピエロはビデオの中
あるハロウィンの夜。ベビーシッターのサラは2人の兄妹の子守りをしていたが、子どもたちのお菓子の袋の中に古びたビデオテープが入っているのを見つける。
子どもたちの好奇心に押されてビデオを再生すると、残虐な3つの物語が映し出されて。(「作品資料」より)
「テリファー」「テリファー 終わらない惨劇」と続くシリーズの以前、2013年に製作されたスプラッタ・ホラー。
劇場未公開であったが、最新作公開に合わせて劇場初公開。
謎のピエロ、アート・ザ・クラウンも登場する。
ハロウィンの夜、姉弟2人のベビーシッターをしているサラ。
弟、ティミーが集めたお菓子の袋にビデオテープが入っている。
何が録画されているか判らず、サラは躊躇するが、子供たちにせがまれ観ることに。
そこに映し出されるのは残酷なストーリー。
てっきりそのストーリーはすぐに現実のサラたちに降りかかるような展開かと思ったが、しっかりそのストーリーは進んでいく。
最終的には3つも話がある。
サラたちが観るビデオの話という設定のオムニバス・ホラーだったんだな。
異なる恐怖を描いているが、しっかり全てにアート・ザ・クラウンは関わっている。
ピエロの扮装をしての振る舞いはユーモラスで笑えるシーンもある。
しかし、その行動は残酷である。
話の合間にサラたちの様子が映し出され、徐々に彼女たちにも恐怖が迫ってくる様子が描かれる。
ビデオに収められているのは、いわゆるスナッフ・フィルムかと思ったが、フィクションっぽい作りだったな。
ストーリー自体は捻りもそれ程ないが、アート・ザ・クラウンのユーモラスな動きと残虐な行動のギャップが面白いホラーであった。
/5
監督:ダミアン・レオーネ
出演:ケイティ・マグワイア、キャサリン・キャラハン、マイク・ジャンネッリ、コール・マシューソン、シドニー・フライホア
於:TOHOシネマズ新宿
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