CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-007「ホット・スポット」(アメリカ)

2024年01月12日 00時06分55秒 | アメリカ映画

欲しいものは、自分の手で掴み取る

 うだるように暑いテキサスの田舎町。中古車販売店のセールスマンとして働き始めた流れ者のハリーは、同僚の若い女性グローリアの汚れない美しさにひかれながらも、奔放な社長夫人ドリーに誘惑され関係を持つ。

 その一方で、ハリーはある計画の準備を入念に進めていた。

 やがてその計画が成功しハリーは大金を手にするが、思わぬトラブルから運命の歯車が狂い始める。(「作品資料」より)

 

 「イージー・ライダー」等のデニス・ホッパーが監督したサスペンス・ノワール。

 1990年に製作され、日本では1991年に公開。

 「羊たちの沈黙」と二本立てで鑑賞しており、面白かったという印象が残っている。

 音楽もジャズやブルースが使われており、サントラCDも買った記憶があるな。

 うだるような暑さのテキサスの田舎町に流れ着いたハリー。

 そこで、中古車販売の店で働き始め、同僚で純粋なグローリアという少女と出逢い、惹かれていく。

 一方で、社長の妻で妖艶で奔放なドリーと出逢い、濃密な関係になっていく。

 更にハリーはある計画によって大金を手にするのだが、やがて逃れられない運命に引き摺り込まれていく。

 細かい話は忘れてしまったところもあり、2人の女性の間でハリーがどのような運命を辿るのか興味深い。

 ドリーは夫の死を仄めかすようなことを言い、グローリアはサットンという男との因縁を話す。

 ハリーはグローリアに恋しているようであるが、ドリーの魅惑にもなかなか抗えないよう。

 結局、それが思わぬ結末を導くことになる。

 ジャジーな音楽とエロティックさを交えてのストーリー展開。

 どんでん返しとも言える結末に、やはり面白いと言えるフィルム・ノワールだった。

/5

監督:デニス・ホッパー

出演:ドン・ジョンソン、ヴァージニア・マドセン、ジェニファー・コネリー、ウィリアム・サドラー、ジェリー・ハーディン、チャールズ・マーティン・スミス

於:シネマート新宿


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