欲しいものは、自分の手で掴み取る
うだるように暑いテキサスの田舎町。中古車販売店のセールスマンとして働き始めた流れ者のハリーは、同僚の若い女性グローリアの汚れない美しさにひかれながらも、奔放な社長夫人ドリーに誘惑され関係を持つ。
その一方で、ハリーはある計画の準備を入念に進めていた。
やがてその計画が成功しハリーは大金を手にするが、思わぬトラブルから運命の歯車が狂い始める。(「作品資料」より)
「イージー・ライダー」等のデニス・ホッパーが監督したサスペンス・ノワール。
1990年に製作され、日本では1991年に公開。
「羊たちの沈黙」と二本立てで鑑賞しており、面白かったという印象が残っている。
音楽もジャズやブルースが使われており、サントラCDも買った記憶があるな。
うだるような暑さのテキサスの田舎町に流れ着いたハリー。
そこで、中古車販売の店で働き始め、同僚で純粋なグローリアという少女と出逢い、惹かれていく。
一方で、社長の妻で妖艶で奔放なドリーと出逢い、濃密な関係になっていく。
更にハリーはある計画によって大金を手にするのだが、やがて逃れられない運命に引き摺り込まれていく。
細かい話は忘れてしまったところもあり、2人の女性の間でハリーがどのような運命を辿るのか興味深い。
ドリーは夫の死を仄めかすようなことを言い、グローリアはサットンという男との因縁を話す。
ハリーはグローリアに恋しているようであるが、ドリーの魅惑にもなかなか抗えないよう。
結局、それが思わぬ結末を導くことになる。
ジャジーな音楽とエロティックさを交えてのストーリー展開。
どんでん返しとも言える結末に、やはり面白いと言えるフィルム・ノワールだった。
/5
監督:デニス・ホッパー
出演:ドン・ジョンソン、ヴァージニア・マドセン、ジェニファー・コネリー、ウィリアム・サドラー、ジェリー・ハーディン、チャールズ・マーティン・スミス
於:シネマート新宿
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