目に入れても痛くない
祖父母が暮らす田舎へやって来た看護学生の“孫”は、祖父母との久々の再会を喜びながらも、祖父母や近隣住民の言動にどこか違和感を覚える。祖父母の家には“何か”がいるようだ。
やがて、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が彼女に迫り。(「作品資料」より)
田舎の祖父母の家にやって来た看護学生の孫が遭遇する恐怖を描いたサスペンス・ホラー。
〝誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている〟を直截的に描いている。
1人で祖父母の家にやって来た孫は、2階の奥の部屋で時折物音がすることと、祖父母が奇怪な言動をすることに不審と恐怖を抱く。
そして、その理由を知った孫は、祖父母を否定するが、実はそれは父母も知っていたこと。
家族どころか、周囲の人たちも知っていることだった。
孫は、この状況に疑問を抱き、打破しようとするが、逆に追い込まれていってしまう。
果たして、孫はどのような決断をするのか。
特異な状況ではあるが、実はそれが日常的なことだった。
孫が奥の部屋を調べようとすると、祖父母が現れ、異常な行動をする。
おかしな行動には、多少コミカルさが含まれている。
孫による行動によって、嘘か真か家族が危険な状態になる。
展開としては、孫は誰を選ぶのかということになる。
果たして、これが受け入れられるかと言うと微妙であるが、展開としては面白い話であった。
幸せと言えるのは、対する不幸があるからなのか。
/5
監督:下津優太
出演:古川琴音、松大航也、犬山良子、西田優史、吉村志保、橋本和雄、野瀬恵子、有福正志
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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