CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-331「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」(アメリカ)

2024年10月30日 00時05分28秒 | アメリカ映画

2人で山を作ろう

 理不尽な世の中で社会への反逆者、民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカー。そんな彼の前にリーという謎めいた女性が現れる。ジョーカーの狂気はリーへ、そして群衆へと伝播し、拡散していく。

 孤独で心優しかった男が悪のカリスマとなって暴走し、世界を巻き込む新たな事件が起こる。(「作品資料」より)

 

 コメディアンを目指す心優しき青年がジョーカーとなっていく様を描いた「ジョーカー」の続編。

 5人を殺し、警察病院に収容されているアーサー・フレック。

 看守に小突かれたりして、すっかり覇気を無くし過ごしている。

 世間ではジョーカーをカリスマとして英雄扱いしている者たちがいる。

 そんな中、病院でリー・クインゼルという女性と出逢い、アーサーを信奉する彼女に彼も恋に落ちる。

 徐々に覇気を取り戻していくアーサー。

 そしてアーサーに対する裁判が始まる。

 本作はミュージカルになっているようである。

 随所にアーサーとリーがその心情を歌で表す。

 果たして裁判はどのような展開となるのかが気になる展開。

 リーはアーサーというよりジョーカーに惹かれているようで、アーサーもそれに応えようとジョーカーとなって、裁判では自ら弁護するという行動に出る。

 ジョーカーがどのような狂気の行動に出るのかも気になるところであったが、結末は意外なものとなる。

 自分で望まぬともカリスマ扱いされてしまった苦悩と、本当の自分を見てもらえない苦しみ。

 ジョーカーの話としては物足りなさを感じるが、1人の青年の苦悩としては面白い1本であった。

 ラストもまたジョーカーを信奉してたが故のことなのかな。

/5

監督:トッド・フィリップス

出演:ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツ、リー・ギル、ハリー・ローティー、スティーブ・クーガン

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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