英雄じゃない、我々は警察官だ
中国の組織警察隊FPUは国連から要請を受け、政府軍と反政府組織の武力紛争が激化するアフリカへ派遣される。
チームワークを重視する分隊長ユーや正義感が強い狙撃手ヤンら精鋭メンバーたちは最も危険な地域に足を踏み入れ、逃げ場をなくした人々の安全確保に尽力する。大量虐殺やテロ攻撃、暗殺、暴動、人質事件などさまざまな困難に立ち向かい、何度も命の危険にさらされながらも、現地の人々の平和を取り戻すため、そして隊員全員が無事に帰国するために戦い続ける。
そんな彼らの前に、思わぬ運命が待ち受けていた。(「作品資料」より)
FPUとは国連平和維持警察隊のことで、国連から要請を受け紛争国に赴き、平和維持に努める。
特殊部隊ではなく、警察官たちである。
しかし、彼らが赴いたアフリカ某国では政府軍と反政府軍の対立が激しく、常に一触即発の状態。
外国人がやって来ることに反感を覚える者たちもおり、早々に暴動に遭ったりする。
しかも指揮権は国の軍部にあり、すぐに反撃も出来ない。
そんな中でも、規律を重んじる分隊長のユーや狙撃手のヤンは危険を乗り越え、国民のために活動し、徐々に信頼を得ていく。
銃撃戦や爆破などの緊迫したシーンが何度も映し出される。
ヤンはしばしばユーに反発した行動を見せたりする。
単に正義感が強すぎるだけかと思ったが、ユーとはある因縁があったりする。
そして反政府軍のリーダーの悪行を証言するという者たちの護衛にあたることになるユーたちであるが、証言を阻止しようとする反政府軍たちが彼らを襲撃する。
折しも台風が接近するという悪天候の中、危機に陥ったユーたちは無事に逃れることが出来るのか。
警察官が主であるが、ミリタリー・アクションとしての面白さは充分の作品だった。
/5
監督:リー・タッチウ
出演:ホアン・ジンユー、ワン・イーボー、チョン・チューシー、オウ・ハオ
於:TOHOシネマズ池袋
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます