CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-163「奇蹟 ミラクル」(香港)

2024年05月29日 00時05分15秒 | 香港映画

先にバラを買ってからだ

 時は大不況の1930年代。一旗あげようと香港にやって来たものの、たちまち全財産をだまし取られたコウは、突然ギャング組織の抗争に巻き込まれ、成り行きで黒社会のボス、パクを助けてしまう。

 ところが彼の部下たちはパクが絶命する寸前、コウを後継者に指名したと思い込み、こうしてコウは黒社会のボスの座に収まってしまうのだった。(「作品資料」より)

 

 「サイクロンZ」に続いて〝ジャッキー・チェン〈4K〉映画祭〟でリバイバル公開されたものを鑑賞。

 1989年製作、日本でも同じ年に公開されたらしいが、未見。

 正直知らない作品だったな。

 1930年代を舞台に、広東から香港へやって来た男がひょんなことから裏社会のボスになり、奮闘するという話。

 一旗上げようと香港へやって来たコウは、早々に全財産を巻き取られてしまう。

 傷心のコウは、バラ売りの婦人から幸運を招くと言うバラを1本買うが、その直後裏社会の抗争に巻き込まれる。

 ボスを救ったコウが組織に入り、成り上がっていく話かと思ったら、ボスが絶命寸前に後継者にコウを指名したと勘違いされ、コウは組織のボスになってしまう。

 ボスとなったコウが敵対する組織と対決する話かと思ったが、話のメインはそちらではなかったよう。

 バラ売りの女性が困っているところ、彼女を助けるためコウは恋人のヤンや部下たちと共に大芝居を打つ。

 裏社会を舞台にしているが、物々しい感じもなく、どちらかと言えばコミカルな雰囲気が全編に漂っている。

 もちろんアクションもあるが、抗争という感じでもなく、人力車やロープ、その他様々な道具を使ってのアクションが繰り広げられる。

 見た目コミカルな感じのアクションだが、実際はかなり危険でもあり、エンドロールではメイキングが流され、怪我して血を流すジャッキーが映されていたな。

 バラ売りの婦人の娘とその婚約者、父親に対し、大芝居をするコウたちであるが、果たしてその顛末は。

 裏社会が舞台だが、気楽に観られるアクション・コメディであった。

/5

監督:ジャッキー・チェン

出演:ジャッキー・チェン、アニタ・ムイ、ウー・マ、クェイ・アルイ、グロリア・イップ、オー・ジョンホン、トン・ピョウ

於:新宿ピカデリー


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