CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-162「不死身ラヴァーズ」(日本)

2024年05月28日 00時11分08秒 | 日本映画

好きという気持ちを諦めてほしくない

 長谷部りのは幼い頃に出会った甲野じゅんを運命の相手だと信じ、彼のことを忘れらずにいた。

 中学生になったりのはじゅんと再会を果たし、後輩で陸上選手の彼に思いを伝え続けるが、ついに両思いになった瞬間、彼はこつ然と消えてしまう。しかも彼がこの世に存在しなかったかのように、誰もじゅんのことを覚えていないという。

 その後もじゅんは、高校の軽音楽部の先輩や車椅子に乗った男性、バイト先の店主など別人となって何度もりのの前に現れ、両思いになると消えるという不思議な現象を繰り返していく。

 それでも諦めないりのの真っ直ぐな思いは、やがて奇跡を起こす。(「作品資料」より)

 

 子供の頃に病院で出会った甲野じゅんに一目惚れした長谷部りの。

 それからじゅんを捜し続け、ついに中学で再会すると、りのは猛烈に好きアピールを開始する。

 ついに両想いになった瞬間、じゅんは消えてしまい、誰もその存在を知らない。

 その後、高校やバイト先でじゅんと再会するものの、やはり両想いになった瞬間に消えてしまう。

 果たしてこの状況はどういうことなのか。

 最初に思うのは、りのは既に亡くなっていて、その後は死んでからの魂が経験していることかと。

 大学で再度じゅんと出会うりのだったが、今回は少し様子が違うよう。

 じゅんにはある秘密があり、りのはその状況に思い悩む。

 その苦しみが頂点に達しようかという時、これまでの出来事の真実が明らかになる。

 強すぎる気持ちが引き起こしたことと、それを押さえ込もうという気持ちが混ざり合って起こったことなのか。

 しかし、ラストに幼い頃の病院での真実も明らかになり、興味深いラブ・ストーリーであった。

 切なさも募る話であったが、一番切なかったのは、幼い頃からの友人で、常にりのの話を聞いていた田中だったんじゃないかな。

/5

監督:松井大悟

出演:見上愛、佐藤寛太、落合モトキ、大関れいか、平井珠生、米良まさひろ、本折最強ひろし、岩本晟夢、アダム、青木柚、前田敦子、神野三鈴

於:シネ・リーブル池袋


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