CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-071「ムーンライト・ダイナー」(日本)

2022年03月24日 22時59分59秒 | 日本映画
ボンボンって、フランス語みたいじゃない?
 山道にあるダイナーを1人で切り盛りするレイのもとに、家出をしてきたという少女・亜衣が現れ、「雇ってほしい」という彼女をレイは仕方なく受け入れる。
 そんなダイナーにある日、強盗が押し入る。しかし、そこで強盗が目にしたのは、フロアに転がる男の死体、血に染まった札束、銃を手にした屈強な男とアザだらけの女の姿だった。
 一方、ある闇カジノでは、盲目の男が、ひとりの男を相手に、資産家が墓に隠した財宝について語っていたが。(「作品資料」より)


 山道にあるダイナーに、強盗をやって車を盗んで逃げてきた男が入っていく。

 しかし、そこで見たのは床に転がる血まみれの死体とあざだらけで横たわる女性、そして銃を手にしたいかつい男。

 更にそのダイナーに車を盗まれた夫婦と若い女性が入っていく。

 いかつい男は、入ってきた彼らに、共に死体を処理し、強盗が持っている金を山分けしようと半ば強制的に提案する。

 果たして、ダイナーでは何が起こったのか、そして彼らの運命はどうなるのか。

 ダイナーに集まった面々は、それぞれ訳ありで、その過去が明かされていく。

 レイというダイナーを経営する女性自身にも過去があり、更にそこでのバイトを頼んできた亜衣という女性にも訳がありそう。

 またダイナーに集まった面々とは別に、盲目の男と彼が語る隠された秘宝、それに絡んだ男女の話も描かれていく。

 群像劇のような展開から最後には全てが集約され、真実が明かされるという展開。

 一つならず殺人が起こる話にしては、コミカルな雰囲気もあり、ある意味最後はハッピーエンドのような雰囲気で終わる話であった。

 時間軸を前後させ、どことなく無国籍感を漂わせ、ハードボイルドのような雰囲気も湛える面白い作品であった。

/5

監督:神威杏次
出演:菅井玲、中川ミコ、坂本三成、平塚千瑛、萩田博之、工藤俊作
   神威杏次、加賀谷崇文、平野尚美、磯崎美穂、蜂谷英昭、小林一三
   野々のん、永井一誠、水希友香、筒井巧、萩原佐代子、牧野美千子、伴大介
於:池袋シネマ・ロサ

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