CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-070「CODEーD 魔女たちの消えた家」(日本)

2022年03月21日 23時31分17秒 | 日本映画
池袋はもう海の底だよ
 すべての国民がAからDの5階級に振り分けられる国家保護法が施行された2057年。
 「東秩父女子D山荘」では、Dクラスの女性8人が共同生活を送っている。彼女たちの腕にはマイナンバーコードが刻まれ、Dクラスのコードでは敷地の外に出ることができない。
 そこにBクラスの男が侵入してきたことで、彼女たちの間に不協和音が生じはじめる。やがて女性のひとりが謎の死を遂げ、続けてひとりが行方不明になる。
 「Dクラスはみんな殺される」という噂も広まり、次々と起こる事件が彼女たちを追い詰めていく。(「作品資料」より)


 月に隕石が衝突し、その影響で地球の自転が狂い、世界の9割が海に沈んでしまった近未来。

 日本では、生き残った国民は5階級に振り分けられる。

 D階級にあたる8人の女性が共同生活を送る中、そこで起こる出来事が女性たちの運命を決めていく。

 山の中で暮らす女性たちは、何となく一人のリーダーを中心に暮らしているが、それぞれ胸に想いを抱えている様子。

 それが、一人の男性が迷い込んだことによって不協和音が彼女たちの間に生じ、やがて一人ずつ消えていく。

 サブタイトルに〝魔女〟とあるので、魔法を使うようなファンタジーかと思ったが、魔女は比喩的な感じだったんだな。

 でも、ダーク・ファンタジーではあったな。

 Dクラスの者たちは皆殺されるという噂まで流れ、彼女たちは山荘から抜け出そうと必死になる。

 腕にバーコードを記されており、そこから逃げ出そうとするとバーコードが反応し、即死してしまうという話もある。

 果たして、彼女たちの運命はどうなるのか。

 嫉妬や裏切りが錯綜する展開。

 全編、彼女たちが暮らす山荘での展開であったが、女性たちの愛憎を描き、興味深い作品であった。

/5

監督:古本恭一
出演:水津亜子、新宮明日香、Sufa、まひろ玲希、藤生眞有、黒岩よし、石月かなで、Jill
   川相真紀子、きた、ショウジ、太三、桜田弘子、古澤融、緒宙美香、齋藤忍、古本恭一、大久保良太
於:池袋シネマ・ロサ

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