CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-072「ボブという名の猫2 幸せのギフト」(イギリス)

2022年03月26日 01時21分38秒 | イギリス映画
世話する相手は意味のあるものだ
 ホームレスのストリートミュージシャンからベストセラー作家に転身を果たしたジェームズと、彼の飼い猫の茶トラ猫ボブ。
 出版社のクリスマスパーティに出席した彼らは、その帰り道、路上演奏の違反で警察官に取り押さえられたホームレスの男性を助ける。ジェームズは自暴自棄になっているその男性に、路上で過ごした最後のクリスマスの話を語り出す。
 それはジェームズにとって、最も困難で苦しい選択を迫られた忘れられない日だった。(「作品資料」より)


 ホームレスの青年、ジェームズがボブと名付けた一匹の迷い猫と出会うことによって成長する姿を描いた「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」の続編。

 前作も鑑賞したが、記事アップはせず。

 実話を基にした作品。

 ボブとの生活を綴った作品ですっかりベストセラー作家となったジェームズ。

 そんなジェームズが最大の危機に陥った過去のクリスマスを語ることで物語が展開する。

 ボブとの出会いですっかり上昇したと思ったジェームズであるが、貧乏生活は変わらず、なかなか自分もさることながらボブの食事もままならない様子。

 そのためか、動物保護管理局からも目を付けられ、その仲を引き裂かれようとしている。

 個人的には、そんな状況でも安定した仕事を見つけようとせず、ストリートでの雑誌の販売や音楽を奏でることに終始するジェームズに苛立ちを感じなくもなかったな。

 外出する時は常にジェームズの肩に乗っているボブは、街の人気者にはなっているよう。

 ストリートでの仕事がうまくいかなくなり、更にボブが病気になったりして、二人の生活に危機が訪れる。

 そんなジェームズとボブは周囲の人々に支えられている。

 クライマックスは感動的なシーンであるが、やっぱり皆、猫、動物が好きなんだな。

 ジェームズがベストセラー作家となるきっかけも描かれており、猫好きには気になる作品だろうな。

 果たして、ボブとの出会いによって、ジェームズの気持ちが変わっていったのかは定かではないが、やっぱり成長物語として興味深い作品であった。

/5

監督:チャールズ・マーティン・スミス
出演:ルーク・トレッダウェイ、クリスティーナ・トンデリ=ヤング、ファルダット・シャーマ、アンナ・ウィルソン=ジョーンズ
於:新宿ピカデリー

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 22-071「ムーンライト・ダイ... | トップ | 22-073「コンフィデンスマン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イギリス映画」カテゴリの最新記事