CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-195「クワイエット・プレイス」(アメリカ)

2018年10月03日 10時35分29秒 | アメリカ映画
あの子を抱いてやればよかった
 音に反応し人間を襲う“何か”によって壊滅状態となった地球。
 そんな中、どうにか生き延びていた1組の家族。リーと妻エヴリン、そして子どもたちは手話で会話し、裸足で歩くなど、音を出さずに生活することで、かろうじて“何か”の襲撃を免れてきた。
 しかしそんな一家には、妊娠中のエヴリンの出産という最大の危機が目前に迫っていたのだったが。(「allcinema」より)


 〝音を立てたら、即死〟

 こんな謳い文句の作品、いったいどんな状況なんだろう。
 もしかすると「ドント・ブリーズ」と似たような設定の話なのかなと思っていた。


 メキシコに隕石が落ち、そこから〝何か〟が人類を襲撃するようになる。

 何かは盲目であるが、聴覚に鋭く、音を頼りに襲撃してくる。

 そんな中、何とか生き残っている1組の家族の姿を描いたサスペンス・ホラー。

 リーと妻のエヴリン、娘のリーガンと息子のマーカス。
 音を立てないよう、裸足で動き、全ての生活で音を出さないよう細心の注意を払っている。

 もちろん話すのもひそひそ声。

 リーガンが聴覚に難があるということで、一家は手話を使うことが出来るという設定。


 絶対音を立ててはいけないという、ある種極限の生活の中での緊迫感がある。

 完全に無音で過ごすということにはいかず、時に音を立ててしまうこともあり、その後逆に静寂となり、何かが訪れるのかという緊張感が流れる。

 しかも、エヴリンは妊娠しており、近々産まれてくる様子。

 こんな状況でよく子供を産もうという気になったなと思うが、一家には冒頭、ある悲劇が襲っていたということがある。

 もちろん、人類存続の問題もあるだろうな。

 クライマックスは、エヴリンが産気づいたところに何かが迫り来る中、何とか彼女を救おうとするリーと子供たちの奮闘となる。

 果たして、エヴリンたちは何かの襲撃を逃れることが出来るのか。
 何かを退ける手段はあるのか。

 
 何かが襲い来る恐怖の緊張感と家族愛を描いた作品。
 全編静かな雰囲気もあり、観ている方も音を立てられない緊張感があったな。

/5

監督:ジョン・クラシンスキー
出演:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュプ
於:TOHOシネマズ渋谷

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