CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-087「裏アカ」(日本)

2021年06月10日 21時58分01秒 | 日本映画
敬語を使ったら、100円でしょ
 青山のアパレルショップで店長を務める伊藤真知子は、仕事に行き詰まりを感じ、満たされない思いを募らせていく。
 そんな時、ふとしたきっかけからSNSの裏アカウントを作り、下着姿の過激な写真を投稿するようになる。フォロワー数の増加などSNSでの反応を目の当たりにして、これまでにない快感を覚えていく真知子。
 やがて“リアルで会いたい”とメッセージを送って来た“ゆーと”という男性と直接会うことに。すると、年下のゆーとに思いがけず心惹かれてしまう真知子だったが。(「allcinema」より)


 仕事に行き詰まりを感じ、ふとしたことで裏アカウントのことを知った女性、伊藤真知子。

 そのSNSの裏アカに下着姿の際どい写真を投稿し、日々フォロワーが増加し、快感を覚えていく。

 やがて、リアルに会いたいという、ゆーとという男性と直接会うことにする真知子。

 そして年下のゆーとに心惹かれていく。


 この出逢いというのは、非常に怖い設定だとは思う。
 裏アカを介して実際に会うというのは危険なようで、事件が起こる可能性を秘めているように感じさせる。

 ゆーとは、ちょっとぶっきらぼうな感じではあるが、危険な様子は見せない。
 そして、二人で懇ろになっていくが、そこでゆーとは行為の最中を録画し始める。

 ゆーとは、会うのは一度きりと言うが、真知子はゆーとに惹かれ、再び逢いたいという気持ちが募る。

 そんな中、仕事で偶然ゆーとと再会し、彼が原島努という名であることを知る。

 表と裏が交錯することによって、やがて真知子に思いもかけぬ出来事が降りかかってくる。

 表で溜まってしまったことを裏で吐き出したい。
 そんな気持ちを多くの者が持っている。

 そんな姿を映し出した作品。

 果たして、裏アカにはまってしまった真知子の運命がどうなるのか。
 ゆーとと名乗った原島との関係がどうなるのか。

 裏と表が近づきすぎると、思いもよらぬ事件が起きるということか。

 本当の自分は表で見せるように努力した方がいいということだろう。
 あるいは、誰でも裏の顔を持っているということを表しているのかな。

 設定としては面白かったが、やや重苦しい雰囲気もあった話であったな。

/5

監督:加藤卓哉
出演:瀧内公美、神尾楓珠、市川知宏、SUMIRE
   神戸浩、松浦祐也、仁科貴、ふせえり、田中要次
於:新宿武蔵野館

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