CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-119「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE デッドアップル」(日本)

2018年05月19日 11時37分04秒 | 日本映画
爪を立てた
 ヨコハマの裏社会で起きた血みどろの“龍頭抗争”から6年。不可解な“霧”の発生と共に異能力者が相次いで自殺する怪事件が世界各国で発生し、500人以上の死者が出ていた。
 内務省異能特務課はこれを“異能力者連続自殺事件”と命名し、容疑者として浮上した謎多き異能力者の澁澤龍彦、通称“コレクター”の確保を武装探偵社に依頼する。
 しかし、ヨコハマの街が混沌に包まれていく中、太宰が消息を絶ってしまい。(「allcinema」より)


 太宰治や江戸川乱歩など、登場人物の名前が実在の文豪たちの名前ということで、ちょっと興味を持った作品。

 そんな文豪たちの名を冠した登場人物たちは、それぞれ異能を要しており、その力を使って戦いを繰り広げるというバトル・アクション・アニメ。

 主人公だと思われる青年の名が中島敦というのは、ちょっと渋いな。

 ヨコハマの街で、中島敦は〝武装探偵社〟に属し、仲間らと共に、事件の調査を行っている。

 そんな中、世界で異能者たちが不可解な死を遂げる事件が連続で発生し、武装探偵社の面々は、事件に関与していると思われる渋澤龍彦の確保に向かうが、そこから思わぬ真実が明らかになり、中島敦たち異能者は危機に直面することになる。


 文豪たちの名前を冠しているのは興味深かったが、異能を使ったバトル・アクションで、文学的要素の繋がりは無かったかな。

 それぞれの持つ異能力が、それぞれの代表作の名前になっているところも面白かったな。

 原作コミックがあり、TVシリーズも放映されていたらしく、本作はその流れの中での話。

 そのため、やや登場人物の関連が掴み辛い部分があったな。

 必ずしも全員が異能力者というわけでもないようで、普通の人間もいるよう。

 そんな異能力者と能力を持たない人間が協力し、世界を滅ぼしかねない敵と戦っていく。

 異能力を使ったバトル・シーンは見応えあり。

 強大な敵に対し、苦戦する武装探偵社の面々。

 中島敦は、心優しく、気の弱い男。
 その異能力は強大であるが、色々なものに怯え、なかなか力が発揮できない。

 少々苛立たしいところもあるが、その能力がどのように発揮され、敵を倒していくのか、興味深い展開でもあった。

/5

監督:五十嵐卓哉
声の出演:上村祐翔、宮野真守、小野賢章、谷山紀章、諸星すみれ
      細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明
      小山力也、宮本充、雨宮天、諏訪部順一、福山潤、石田彰、中井和哉
於:角川シネマ新宿

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