CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-272「ザ・メニュー」(アメリカ)

2022年12月09日 00時46分59秒 | アメリカ映画
樽は忘れたのではなく、言われなかった
 有名シェフのジュリアン・スローヴィクが極上の料理をふるまい、なかなか予約が取れないことで知られる孤島のレストランにやってきたカップルのマーゴとタイラー。目にも舌にも麗しい料理の数々にタイラーは感動しきりだったが、マーゴはふとしたことから違和感を覚え、それをきっかけに次第にレストランは不穏な空気に包まれていく。
 レストランのメニューのひとつひとつには想定外のサプライズが添えられていたが、その裏に隠された秘密や、ミステリアスなスローヴィクの正体が徐々に明らかになっていく。(「作品資料」より)


 孤島にある有名レストラン、ホーソンにやって来た12人の客たち。

 なかなか予約が取れない高級レストランの客は、著名料理評論家や人気映画俳優などのセレブばかり。

 そんな中、マーゴもタイラーに連れられ、ホーソンにやって来る。

 シェフのスローヴィクの提供する料理は、最高であり、一風変わった料理。

 しかし、そのフルコースには想定外のサプライズが仕掛けられていた。

 料理が提供されるごとに不穏な空気が漂う。

 そして、スローヴィク自身が醸し出す雰囲気とその言動は怪しさふんぷん。

 どのような展開となるのか気になるのだが、やがてそのフルコースに隠されていた意図が明らかになり、客たちは恐怖に陥ることになる。

 実は、マーゴは想定外の客であることが判るのだが、ホーソンに来てしまったことで、彼女もまた危険な状況となる。

 孤島にあるレストランということで、逃げることも難しい中、マーゴは何とか脱出する方法を探る。

 どうにも逃げようがないと思われた時、マーゴはある行動に出る。

 それはセレブには思いもつかないものということになるのだろうな。

 不穏な空気の中で提供されるフルコース。

 展開が興味深い一作であった。

 料理は芸術、そして芸術が狂気へと昇華するのを見たような話であったな。

/5

監督:マーク・マイロッド
出演:レイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト、ジョン・レグイザモ、ホン・チャウ、ジャネット・マクティア、ジュディス・ライト
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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