CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-353「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(日本)

2017年12月20日 01時17分06秒 | 日本映画
松田聖子とかいう人の
 とある海辺の町。夏休みの登校日、中学1年の男子たちは、夜に開催される花火大会を巡って“打ち上げ花火は横から見たら丸いのか? 平べったいのか?”という話で盛り上がっていた。そして典道たちはそれを確認するため、灯台に登って花火を横から見ようと約束する。
 一方、クラスのマドンナ的存在のなずなは、母親の再婚が決まって転校することになり思い詰めていた。
 そんななずなから突然“かけおち、しよ”と誘われ、戸惑いつつも一緒に町から逃げ出そうとする典道だったが。(「allcinema」より)


 印象的なタイトルで、聞いたことあるなと思っていたが、岩井俊二原作で、ドラマ化、劇場公開もされた作品だったんだな。

 それを劇場用アニメとして製作、公開されたのが本作。

 中学生の典道が想いを寄せる女子、なずなとの繰り返す、ある夏休みの1日を描いた青春ストーリー。

 母親の再婚によって転校することになったなずなは、それが嫌で、典道にかけおちすることを提案する。

 それに付き合う典道であるが、結局なずなは母親に捕まり、連れ戻されてしまう。

 自分の行動に公開した典道は、なずなが拾った不思議な玉を怒り任せに投げつけると、時間が巻き戻る。

 こうして、再びなずなとのかけおちを実行する典道は、先の失敗を活かして行動するが、結局なずなは連れ戻され、典道は何度も玉を投げて時間を巻き戻す。


 典道となずなの駆け落ちがどのような顛末となるのかは興味深かった。

 かけおちと言っても中学生の取る行動なので、そんなに遠くまで行くこともできなかったし、深刻な状況に陥るという感じでもなかったな。

 中学生の淡い恋と後悔、希望を描いたような作品だった。

 時間が巻き戻るというファンタジックな話ではあったが、ラストはもっとファンタジック。
 正直ファンタジックすぎて今ひとつという印象だったかな。


 なずなが電車の中で「瑠璃色の地球」を歌うシーンがあったが、それを歌っているのが、「松田聖子とかいう人の」と言うのには笑ってしまったな。

/5

監督:武内宣之
声の出演:広瀬すず、菅田将暉、宮野真守、浅沼晋太郎、豊永利行、梶裕貴、三木眞一郎
       花澤香菜、櫻井孝宏、根谷美智子、飛田展男、宮本充、立木文彦、松たか子
於:池袋HUMAX CINEMAS

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 17-352「GODZILLA ... | トップ | 17-354「モンスター・プロジ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事