CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-273「壁越しの彼女」(韓国)

2024年09月09日 00時06分56秒 | 韓国映画

引っ越し初日で幽霊なんて

 長年の夢だった歌手になるためのオーディションを控えるスンジンは、苦労してようやく探した部屋で引っ越し初日の夜を迎えた。

 しかし、その部屋は防音がまったくできておらず、どこからか女性の泣き声が聞こえてくる。声の主は隣室に暮らす女性ラニだった。彼女は壁が薄く防音がなされていない部屋のため、引っ越してきた隣人をあの手この手で追い出していたのだ。しかし、彼女の妨害工作にスンジンはひるまなかった。

 騒音バトルの末、大きな音を出すときは4時間ずつ交代制にするという条件のもと、薄い壁を隔てて暮らすことになった2人は、互いの日常を共有する中で、次第に微妙な感情を抱いていく。(「作品資料」より)

 

 防音設備の無い壁を隔てた隣の部屋に住む男女が引き起こす騒動と恋心を描いたロマンス。

 歌手になるためオーディションを控えるスンジンは、新たな部屋に引っ越し練習しようとしていた。

 しかし、防音設備のない隣の部屋に住む女性、ラニから引っ越すよう促される。

 お互い騒音バトルを繰り返した挙げ句、4時間ごとに音を出すという取り決めをする2人。

 そうした生活を過ごしていくうちに、お互いの話をするようになり、相手に対する想いに変化を起こし始める。

 壁1枚を挟んでいるが、同居しているような感覚で過ごす2人。

 しかし、お互い相手の顔も名前も知らない。

 それぞれ悩みを抱えている2人の関係はどうなるのか。

 特異な設定を別とすれば、恋愛モノとしては王道ではあったな。

 フィギュアデザイナーであるラニは、かつて在籍していた会社と著作権で揉めており、更にキャラを奪われようとしていた。

 それを見逃せないスンジンはラニを助けようとするが、それがラニの琴線に触れてしまう。

 果たして2人の関係はどうなるのか。

 コミカルなシーンも多いロマンティック・コメディ。

 設定の特異さと2人の関係の行く末が気になる話であった。

 やはり話し相手がいるということが心の重荷を解放してくれるのかな。

/5

監督:イ・ウチョル

出演:イ・ジフン、ハン・スンヨン、コ・ギュピル、キム・ユンソン、イ・ユジュン

於:シネマート新宿


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