この森から逃げないと、みんな死ぬ
1980年、登山客とみられる男性の遺体が発見されて以降、毎週バラバラに切断された遺体が発見されたという韓国・雉岳山。再現が不可能なほど遺体の切断面は滑らかで、犯行に使用された道具や被害者の情報などはまったく明らかにならないまま事件は迷宮入りした。
当時はバラバラ殺人自体が珍しく、遺体も凄惨な状態であったこともあり、捜査は秘密裏に行われ、その情報はマスコミにも一切公開されていないという。
事件は本当に起こったのか。いまは都市伝説として語られているが、そのことをまったく知らないマウンテンバイクサークルのメンバー5人が、ダウンヒルを楽しむために雉岳山を訪れる。
そんな彼らに数々の不可解な現象が襲いかかる。(「作品資料」より)
〝雉岳山18分割連続殺人事件〟という都市伝説をモチーフにしたホラー。
5人の若者がマウンテンバイクでのダウンヒルを楽しむため雉岳山へ向かう。
そこにある山小屋に泊まるミンジュンたちであったが、次々と異変に遭遇し、やがて思わぬ恐怖に巻き込まれていく。
川べりに積み上げられた石や、カメラにふと映り込んだもの。
そしてメンバーが夢とも現実ともつかぬ怪しげなモノを目にする。
霊が憑いているのかなと思ったが、突然赤い光が現れ、メンバーのヒョンジが連れ去られてしまう。
そして何かに憑かれたような様子を見せ、奇怪な言動を取るメンバーも現れる。
いったい彼らに何が起こっているのか気になる展開。
地下室があり、そこで見つけたものから霊の類ではないのかなと予測される。
ただ、それでも何かはハッキリしなかったな。
山の中には、何かが存在するようであったが。
いよいよ皆の身に危険が迫るクライマックス、果たして逃げ切ることは出来るのか。
ハッキリとした感じではなかったが、恐怖に見舞われていく展開は緊迫感があったな。
最後の展開からすると、ミンジュンたちが雉岳山に行く途中で遭遇した怪しげな老女の正体は、そういうことだったのかな。
/5
監督:キム・ソヌン
出演:ユン・ギュンサン、キム・イェウォン、イ・テファン、ぺ・グリン、ヨン・ジェウク
於:シネマート新宿
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