パパは空想している
幼少時に記憶をなくし、森に捨てられた末に里親のもとで育てられた男性ギュンターは、大人になると役者として舞台に立つようになった。
しかし、共演者と不倫をしたり、ひとり娘が肺をひとつしか持たない状態で生まれてくるなど、その人生は波乱含みだった。
やがて役者仲間に裏切られて残酷な仕打ちを受けたギュンターは復讐を決意するが、その先には想像を絶する事実が待ち受けていた。(「作品資料」より)
役者として生計を立てているギュンター。
同じ舞台に立つ女優のイサベルと不倫している。
イサベルの夫は演出家であるが、やがてその事実を知り、ギュンターの役柄を追いやっていく。
しかし、話はその不倫関係からどうなるのかというわけでもなかった。
ギュンターの家を何者かが監視して、彼の生活をモニタリングしている模様。
更に娘も彼の部屋に隠しカメラを設置し、撮影している。
やがてギュンターに近づく謎の人物。
ギュンターは舞台で脇に追いやられた怨みから、本番で思いも寄らぬ行動を見せる。
それでも警察が追うということにはならず、再び謎の人物が近づき、彼に思いも寄らぬ真実を語る。
それは事実なのか、ギュンターを貶めるためか、あるいは何か別の目的があってのことか判らない。
クライマックスからラストに起こる出来事は現実なんだろうな。
何とも言えぬ余韻があったが、正直理解するのが難しい作品だった。
/5
監督:アレックス・ファン・ヴァーメルダム
出演:トム・デュイスペレール、フリーダ・バーンハード、ハンス・ケスティング、アニエック・フェイファー、ダーク・ベーリング、マンデラ・ウィーウィー、リチャード・ゴンラーグ、ジーン・ベルヴォーツ、ピエール・ボクマ
於:新宿シネマカリテ
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