CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-156「T2 トレインスポッティング」(イギリス)

2017年05月18日 01時29分25秒 | イギリス映画
まずチャンスが来た、そして裏切りがあった
 スコットランド、エディンバラ。仲間を裏切り、大金を持ち逃げしたマーク・レントンは、オランダから20年ぶりに帰郷した。母は既に亡くなっており、実家には年老いた父が一人で暮らしていた。
 一方、ジャンキーのスパッドは妻子に愛想を尽かされ、孤独に押しつぶされようとしていた。シック・ボーイことサイモンは、パブを経営する裏で、売春やゆすりに手を染めていた。そして、もっとも血の気の多い男ベグビーは殺人を犯して服役中。
 20年経っても大人になりきれず、相変わらずな人生を歩んでいた4人だったが。(「allcinema」より)


 1996年に製作された「トレインスポッティング」の20年ぶりの続編。

 1作目の予告編はよく観て、音楽が非常に印象的であったが、結局未見。

 さすがに本作鑑賞の前に1作目は観た方がいいかなと思っていると、ちょうどケーブルテレビで放映していたので予習することができた。

 その1作目の主要メンバー、キャストが続投で、時間経過もそのまま、1作目から20年後を描いている。


 前作で仲間を裏切り、大金を持って逃げ出したマーク。
 そのマークが20年ぶりにオランダから故郷のスコットランド、エディンバラに帰ってくる。

 そこからかつての仲間と再会、最初はすぐにオランダに帰ると言っていたマークであるが、実はあまり生活もうまくいっておらず、結局エディンバラに残り、シック・ボーイと共に仕事を立ち上げようとする。

 そんなマークを含めた仲間たちの再会と顛末が描かれる。


 人生迷いながら生きているマークたちは、中年のオヤジになってもやっていることは、20年前と変わらず。

 これが若かりし頃なら、少しは共感したりするのかもしれないが、さすがに50近いオヤジたちの振る舞いとなると微妙だな。

 時折、若かりし頃、1作目の映像などが挿入される。

 マークを演じたユアン・マクレガーやジョニー・リー・ミラー、ユエン・ブレムナーはそれ程感じなかったが、ベグビーを演じたロバート・カーライルはかなり変わったなという印象。
 別人かと思ったくらい。

 そのベグビーは刑務所に収監されていたが、脱走し、更にマークが戻ってきたことを知り、彼を殺そうと考える。


 そんな彼らが20年ぶりに再会し、同じように繰り広げるドタバタ劇。
 大人になりきれない彼らの姿は、時に笑える部分もあるが、魅力あるとは言い難い感じであった。

 洋楽に通じていないので、本作の音楽の良さも判らないというのもあるかな。

 ただ、1作目の予告でよく聴かされた音楽が最後に流れてくるところは、マークの気持ちが吹っ切れたのを表しているようでもあり、良かったな。

/5 

監督:ダニー・ボイル
出演:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライル
    ケリー・マクドナルド、シャーリー・ヘンダーソン、ジェームズ・コスモ、アンジェラ・ネディヤルコーヴァ
於:新宿ピカデリー

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