CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-017「BAD CITY」(日本)

2023年01月29日 20時08分19秒 | 日本映画
善人を殴れば犯罪、悪人を殴れば正義か
 「犯罪都市」の異名を持つ漢城市に縄張りを持つ桜田組の組長が、韓国マフィア・金数義によって殺された。金とひそかにつながっていたのが、漢城市を影で操る巨大財閥・五条財閥の会長・五条亘だった。
 検察庁検事長の平山健司は悲願である五条の告発のため、公安0課の小泉香を中心に、熊本、西崎、野原というメンバーを集めて特捜班を結成する。
 そして平山は、特捜班のもうひとりのメンバーとして、ある事件を起こした罪で刑務所に服役している強行犯警部の元刑事・虎田誠を期限付きでチームに復活させる。(「作品資料」より)


 小沢仁志の〝還暦記念映画〟と謳われているクライム・アクション。

 小沢仁志演じるのは、元検事でその後刑事になったが、今は殺人容疑で拘留中の虎田誠。

 検事長が、韓国マフィアと癒着して市を陰で操っている五条財閥の五条亘を告発するために組織した〝特命捜査0課〟のリーダーに指名された男。

 この虎田は無謀とも思える捜査で、暴力厭わず突き進む。

 ストーリーは非常に判りやすいもので、五条亘も判りやすい悪党。

 その五条と手を組んでいる韓国マフィアのキム・スンギも凶悪で、すぐに相手を殺そうとしてしまう。

 虎田たちは、一応五条とキム・スンギの繋がりを示す証拠を掴もうとする動きはするが、基本は、やっちまえである。

 ただ、序盤からのアクション・シーンは見ものである。

 特に虎田や0課のメンバーは早々から何十人も相手に肉弾戦を繰り広げる。

 クライマックスは百人近くはいたかな。

 そして、アクションを見張らせたのは、韓国マフィアの殺し屋を演じていたTAK∴であったな。

 スピード感充分のアクションを繰り広げてくれる。

 血と暴力のクライム・アクションの中に一握りの人情的な要素を入れるのも、この手の作品ではお約束かな。

 アクションが見応えあり、非常なまでの残酷さも見せるクライム・アクションであった。

 これで小沢仁志はアクションから離れるのか。

/5

監督:園村健介
出演:小沢仁志、坂ノ上茜、勝矢、三元雅芸、諏訪太朗、島津健太郎、友和、桐生コウジ、浜田晃、松永有紗、許秀哲、圭叶、桑田昭彦
   福田健次、中野英雄、小沢和義、永倉大輔、山口祥行、本宮泰風、波岡一喜、TAK∴、壇蜜、加藤雅也、かたせ梨乃、リリー・フランキー
於:新宿ピカデリー

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