CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-048「呪餐 悪魔の奴隷」(インドネシア)

2023年03月02日 00時35分57秒 | インドネシア映画
間もなく神が生まれる
 母と祖母が相次いで亡くなり、末弟も行方不明になったリニ。一家はそれまで暮らしていた一軒家を離れ、ジャカルタ北部の高層アパートに4年前に引っ越してきた。
 そんな中、世間では数年で2000人もの犠牲者を出した連続殺人事件が人々を震撼させていた。
 ある日、リニたちのアパートで多数の住人が命を落とすエレベーター落下事故が発生。
 さらに追い討ちをかけるように局地的な大嵐がアパートを襲い、下層階が浸水し住人たちは完全に孤立してしまう。(「作品資料」より)


 インドネシア製作のホラー。

 タイトルが出たところで気になったのは、「2」と入っていること。

 続編あるいは第2弾なんだろうなと思い、調べてみると、1987年に製作された「夜霧のジョギジョギモンスター」を2017年にリメイクしたのが「悪魔の奴隷」であり、その続編となるのが本作ということらしい。

 本作に登場するリニ一家は前作でも登場しており、恐怖に見舞われたとのこと。

 そんなリニ一家は、高層アパートに引っ越していたが、広大な土地にポツンと建つアパートはどこか不穏な空気があり、墓標のようでもある。
 そんなアパートでエレベーターの落下事故が起こり、数人が亡くなってしまう。

 折しもその夜、嵐がやって来て、アパートは浸水し、外に出られなくなり、遺体と共に住人は一夜を明かさなければならなくなる。

 そんなリニたち住人に更なる恐怖が迫り来る。

 アパートは停電もして、マッチやろうそくで過ごさなければならなくなるが、そんな灯りが点いたり、消えたりする中で、いきなり何モノかの姿が見えたり、遺体の顔が変わったりして驚かされるシーンが多々。

 嵐が来て、避難した住人たちが多数いる中、リニや弟たちがそれぞれの部屋を回っていく中、徐々に何かしらの兆候が表れる。

 どういう理由で、そのような事象が起こるのかは、なかなかハッキリしないところがある。

 プロローグは、1955年に見つかった、数々の遺体であり、何かの儀式が行われていたのかと推測させる。

 そして、アパートでことが起こるのは、1984年。

 浸水によってアパートに閉じ込められる形となったリニや住人たちが、恐怖に逃げ惑う姿をメインに描いている。

 意外な人物たちが犠牲になっていく中、果たして、リニたちはこの状況から逃れることが出来るのか。

 話としては、ハッキリしない部分もあったが、興味深いホラーであった。

 終盤の台詞、そしてラストのシーンで、更なる続編を考えているような雰囲気もあったな。

/5

監督:ジョコ・アンワル
出演:タラ・バスロ、エンディ・アルフィアン、ネイサー・アヌズ、ブロント・パララエ
於:シネマート新宿

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