CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-195「パトリオット・デイ」(アメリカ)

2017年06月22日 01時25分41秒 | アメリカ映画
悪魔は愛までは奪えない
 2013年4月15日。50万の観衆がつめかけた地元の一大イベント“ボストンマラソン”の警備に当たっていた殺人課の刑事トミー。人々の大声援を受けてランナーたちが次々とゴールする中、彼の背後で突然の大爆発が起こり、多数の負傷者が出て現場は大混乱に陥る。
 トミーら地元警察官が救護活動と事態の収拾に奔走していると、FBIのリック捜査官が現場に到着、すぐさまテロと断定、そのままFBIが捜査の陣頭指揮を執ることに。
 やがて周辺の地理に詳しい地元出身者として捜査に協力するトミーだったが。(「allcinema」より)


 2013年に起こったボストン・マラソンでの爆弾テロ事件を「ローン・サバイバー」「バーニング・オーシャン」のピーター・バーグ監督、マーク・ウォールバーグ主演で映画化したサスペンス・ドラマ。

 「バーニング・オーシャン」で描かれたメキシコ湾沖石油発掘所の火事については憶えていなかったが、ボストン・マラソンでの爆破テロ事件については記憶が残っており、爆破の瞬間を映した映像も何度か目にしたのを憶えている。


 2013年4月15日に開催されたボストン・マラソン。
 その開催、そして爆破が起こる数時間前から、関わった人々の様子、そして爆破が起こってからの捜査の状況、犯人逮捕に至るまでの102時間が描かれる。

 
 全体的に実録ドラマのように描かれ、緊迫した雰囲気で進んでいく。

 爆破が起こった時のシーンは、その惨劇が目の前で起こっているような感じで、体が震えるような恐怖と哀しみを感じさせるものがあったな。

 そして、犯人を見つけ出すために立ち上げられた、FBI捜査官を中心とした捜査本部によって行われる捜査の様子が時間の経過を表しながら刻々と描かれる。

 容疑者を特定するまでの展開から、容疑者を追い詰めてからの激しい銃撃戦なども緊迫した映像で映し出され、惹き込まれるものがあった。


 捜査の様子に並行して、爆破に巻き込まれてしまった人々の様子が描かれ、それがまた哀しみを誘う。
 そして警備にあたり、捜査にも協力するトミーが見せる感情、口にする想いが、巻き込まれ、関わった人々の想いを代弁しているようであった。


 実際に爆破テロ事件に居合わせたわけではない人々の様子も描かれ、どのように関わっているのかと思うが、爆破テロ後の容疑者の行動によって巻き込まれることになる人々だったんだな。


 爆破テロ事件の様子が生々しく描かれ、犯人逮捕に至るまでの様子が緊迫した展開で描かれる。
 そして巻き込まれた人々の哀しみや勇気が映し出される作品。
 最初から最後まで惹き込まれる作品であった。

/5

監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J・K・シモンズ、ミシェル・モナハン
   ヴィンセント・カラトーラ、アレックス・ウォルフ、テモ・メリキゼ、マイケル・ビーチ、ジェームズ・コルビー
於:TOHOシネマズ新宿

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