目覚めたまま夢を見た
時は1万191年。宇宙を支配する皇帝シャッダム4世は、自身の地位を脅かす救世主の出現を恐れていた。
宇宙移動に欠かせない貴重な資源である「メランジ」と呼ばれるスパイスが採取できる、砂の惑星アラキスには、皇帝のいとこであるアトレイデス公爵の一家が暮らしていたが、同家の息子ポールこそが救世主と判明し、皇帝は公爵の敵であるハルコネン男爵と手を組み、アトレイデスの失脚を図る。
公爵は自害に追い込まれ、母ジェシカとともに砂漠に逃れたポールは、アラキスの原住民であるフレーメンと合流し、皇帝とハルコネン男爵の軍に挑んでいく。(「作品資料」より)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「DUNE デューン 砂の惑星」
「デューン 砂の惑星 PART2」が最近製作、公開されているが、同じ原作を映画化した作品があったんだな。
1984年製作、日本では1985年に公開されているらしい。
今回、4Kリマスター版でリバイバル公開され、そちらを鑑賞。
監督が「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間」等のデヴィッド・リンチというのは興味深かったな。
原作ありきの作品なので、ストーリーはそちらに沿っているのだろう。
〝デューン〟と呼ばれる惑星、アラキスを統治していたアトレイデス侯爵は、ハルコネン男爵の攻撃によって一族もろとも滅ぼされる。
唯一生き残った息子のポールは母親であるジェシカと共に逃亡、砂漠の民、フレメンの協力の下、復讐の炎を燃やす。
先に鑑賞したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版2作の話を1本にまとめたような感じである。
逆に言えば、本作を更に細かく描いたのが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版ということになるな。
先に本作を観ると、説明不足の感を受け、理解し辛い部分もあると思う。
救世主に関する話などは、あまり触れられていなかったような。
映像はなかなか当時でも見応えあるものだったかな。
/5
監督:デヴィッド・リンチ
出演:カイル・マクラクラン、ユルゲン・プロホノフ、フランチェスカ・アニス、マックス・フォン・シドー、ショーン・ヤング、パトリック・スチュワート、スティング、ホセ・ファーラー
於:シネ・リーブル池袋
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