CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-185「劇場版ほんとうにあった怖い話2018」(日本)

2018年09月09日 01時07分28秒 | 日本映画
魑魅魍魎というわけの判らないものの一つが幽霊
 【第1話『音楽』】
 川崎凛が都内の大学に進学し、一人暮らしにも慣れてきた頃。隣の部屋では、週末の夜になると住人の恋人が訪れ、常に同じ音楽が流れていた。最初は近所迷惑だと思ったものの、次第に微笑ましく感じるようになっていた。
 ある夜、疲れていた凛は、部屋に入るなりベッドに倒れ込み、隣室から聞こえる音楽の心地よさに、思わずそのまま眠ってしまう。深夜に目覚めた凛が時計を見ると3時。音楽は変わらず聞こえてくる。だが、こんな時間までこの音量で音楽が流れていることは今までなかった。
 実は、隣の恋人たちは、いつもの音楽をかけながら心中していたのだ。男性は包丁で刺し殺され、女性は自ら首を吊って。
 【第2話『孤独な女』】
 稲城沙希が彼女の存在に気が付いたのは、大学に入学して数か月が過ぎた頃。普段、一緒に過ごすグループが出来上がりつつあったが、彼女はいつも独りで講義室の隅で過ごし、孤立していたのは明らか。一方、沙希は、入学早々知り合った加奈や、その友達である真理恵、歩美たちと一緒にいることが多かった。だが、特に居心地が悪いわけではないものの、うまく溶け込めない自分に違和感が拭いきれず、沙希は彼女になんとなくシンパシーを感じる。
 そんなある日の帰り道、踏切で佇む彼女に声をかけるが。
 【第3話『殺人者』】
 須永綾子の父が亡くなった年の夏。妹が結婚して家を出たため、父母が二人で住んでいた古い家を手放すことになり、綾子は夫の真吾と共に荷物整理のために実家に帰る。だが、真吾は“家の中に誰かがいる”と言う。初めは冗談だと思っていたものの、帰りの車内でも再び“女の子がいる”と告げる真吾。実は綾子には、一つだけ思い当たる節があったのだ。(「NENOTE」より)


 「劇場版ほんとうにあった怖い話2017」に続くシリーズ最新作。

 一般人の投稿、体験談を元に再現されたオムニバス・ホラー。

 本当かどうか判らないが、実際に体験した恐怖ということで、過剰な怖さというものはない。

 逆に怖さは弱め。

 何故という謎を解き明かすような部分もほとんど無し。

 今回は三作あったが、それぞれ霊的、超常現象による恐怖だけでなく、ストーカーや人間関係、そして殺人という現実的な恐怖も合わせて描いていた感じ。

 怖さはほとんどなかったが、恐怖というものを単純に霊的なものに限定していないのは面白かったかな。

 三作の後に、『殺人者、その後』というエピソードが追加されている。

 インタビューで綴られているので、ちょっと眠りそうになったかな。

 どのような目的で作られたのかな、と最初思ったが、最後にそれが明かされる。

/5
 
監督:KANEDA、細沼孝之
出演:杉本愛莉鈴、ルウト、大和田南那、阪上仁美、小池ありさ
    村田寛奈、木下朝実、三戸なつめ、宮本行、川島あすな、渡瀬うみな
於:シネ・リーブル池袋

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