24-102「コヴェナント 約束の救出」（イギリス・スペイン）

命は救われたが、呪いをかけられた

　2018年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍曹長ジョン・キンリーは、優秀なアフガン人通訳アーメッドを雇う。

　キンリーの部隊はタリバンの爆発物製造工場を突き止めるが、大量の兵を送り込まれキンリーとアーメッド以外は全滅してしまう。キンリーも瀕死の重傷を負ったもののアーメッドに救出され、アメリカで待つ家族のもとへ無事帰還を果たす。

　しかし自分を助けたためにアーメッドがタリバンに狙われていることを知ったキンリーは、彼を救うため再びアフガニスタンへ向かう。（「作品資料」より）

 

　アフガニスタンで敵兵に囲まれて、何とか脱出しようとする様を描いた話であるが、最近観た「ネイビーシールズ　ラスト・ソルジャー」など同じような話が多数あるな。

　通訳と共に脱出しようとする話は「カンダハル　突破せよ」と同じである。

　タリバンの爆発物製造工場を発見したキンリーの部隊は、大量のタリバン兵によってキンリーと通訳のアーメッド以外は殺されてしまう。

　２人はタリバン兵が迫り来る中、何とか基地まで辿り着こうとするが、キンリーは重症を負い、アーメッドはそんなキンリーを運びながら、山の中を進んでいく。

　果たして２人はタリバンの手から逃れ、無事基地に生還できるのか。

　話は、２人の逃亡劇だけには止まらなかった。

　何とか生還し、母国アメリカに戻るキンリーであるが、アーメッドは彼の地でタリバンに追われ、家族と共に隠れている。

　アフガニスタンの通訳にはアメリカ行きのビザが約束されていたが、なかなか果たされない状況。

　アーメッドにビザを要求するキンリーは再度彼の地に向かい、アーメッドと家族を救い出し、アメリカへ迎えようとする。

　後半はキンリーによるアーメッド救出の展開となる。

　面白いミリタリー・アクションであった。

　監督が「オペレーション・フォーチュン」などのガイ・リッチーということで、監督作としては、ちょっと毛色が違って、珍しいなと思った。

/５

監督：ガイ・リッチー

出演：ジェイク・ギレンホール、ダール・サリム、アントニー・スター、アレクサンダー・ルドウィグ、ボビー・スコフィールド、エミリー・ビーチャム、ジョニー・リー・ミラー

於：ＴＯＨＯシネマズ池袋