CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-055「湯道」(日本)

2023年03月13日 00時33分05秒 | 日本映画
あなたがやる、ゆ~どぅ~
 亡き父が遺した銭湯「まるきん温泉」に戻ってきた建築家の三浦史朗は、店を切り盛りする弟・悟朗に、銭湯をたたんでマンションに建て替えることを伝える。
 一方、郵便局員の横山は「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられ、湯道会館で家元から湯を学んでいる。定年後は退職金で自宅に檜風呂を導入したいと考えているが、家族には言い出せずにいた。
 そんなある日、まるきん温泉のボイラー室でボヤ騒ぎが発生し、悟朗が入院。店の看板娘・いづみの助言もあり、史朗が弟に代わって数日間だけ店主を務めることになる。(「作品資料」より)


 銭湯を舞台に交差する人間模様を描いたヒューマン・コメディ。

 亡き父が経営していた銭湯〝まるきん温泉〟

 久しぶりに戻って来た建築家の三浦史朗は、銭湯を畳み、マンションを建てる計画を持っていた。

 銭湯を経営するのは弟の悟朗と住み込みのバイトをしている秋山いづみ。

 史朗は実家に滞在し、銭湯を手伝いながら、やがてそこに集う人々と銭湯に対する想いを知るうち、心が変わっていく。

 時代遅れと言ってもいい店を畳むかどうか。

 下町風情のある町で、まるきん温泉に集う人々の人情が、また王道的な雰囲気を感じさせる。

 常連の一人、定年間近の郵便局員、横山が学んでいるのが、〝湯道〟

 家元によって、そのしきたりや風情を教授されるものであるが、その教えというものが、ちょっと滑稽とも言えるものであったな。

 この湯道自体は、まるきん温泉の存続に関わってくるものでもなかったが、人々が拠り所にするものの大切さを表す話であったな。

 実際、近所に銭湯はないし、シャワー派なので、どこまで湯を語るわけでもないのだが、たまには大きな風呂に浸かってみるのもいいなと思わせる作品だった。

 五右衛門風呂や檜の風呂も登場。

 基本コメディで、ちょっとホロリとさせられるシーンもあるエンターテインメントであった。

/5

監督:鈴木雅之
出演:生田斗真、濱田岳、橋本環奈、小日向文世、天童よしみ、クリスハート、戸田恵子、寺島進、厚切りジェイソン、浅野和之、笹野高史、吉行和子
   ウエンツ瑛士、朝日奈央、梶原善、大水洋介、堀内敬子、森カンナ、藤田朋子、生見愛瑠、吉田鋼太郎、窪田正孝、夏木マリ、角野卓造、柄本明
於:TOHOシネマズ池袋

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-054「少女は卒業しない」... | トップ | 23-056「シャークネード」(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事