CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-076「ツーアウトフルベース」(日本)

2022年04月02日 13時22分16秒 | 日本映画
腐った縁なら切っちゃえば
 イチとハチはプロ入りが期待されるほどの前途有望な高校球児だったが、部内で起きた不祥事により甲子園出場が取り消されたことをきっかけに、転落への道を歩むことに。
 10年後、薬物にまで手を出し堕落した生活を送っていた彼らは、ひょんなことからヤクザに因縁をつけられ、そのヤクザと不良グループの抗争に巻き込まれてしまう。
 絶体絶命の状況をどうにか切り抜け、人生の歯車を再び動かすべく奔走するイチとハチだったが。(「作品資料」より)


 かつてはプロ入りまで期待されるほどの高校球児であったイチとハチ。

 10年後、すっかり堕落した生活を送り、クスリにも手を出している始末。

 クスリを手に入れようと訪れた場所で、同じくジャンキーとなっていた元野球部のマネージャーの早紀と再会する。

 凶悪な不良グループのリーダーから借りた高級アメ車をヤクザに取り上げられ、慰謝料まで請求されるイチとハチ。
 早紀は逆にヤクザから車を盗み、追われている。

 しかも、その車には更に秘密があり、どんどんとトラブルに巻き込まれてしまうイチとハチ。 

 起死回生の逆転を狙って、二人はある計画を立てるが、果たして、二人はこのトラブルをから逃れることが出来るのか。

 イチとハチ、それに早紀はジャンキーではあるが、クスリを渇望して廃人同様になっているわけではない。
 ちょっとテンション高めのダメ人間という感じかな。

 イチとハチというのは、一か八かに掛けているのかな。

 そんな二人がハマってしまう一日を描いているが、二人の言動、更に彼らに絡んでくる凶悪な不良グループ、ヤクザたちもどこかコミカルな様子を見せる。

 こうなるとイチとハチはどのように窮地を脱するのか、というところが気になる。

 コミカルな様子を多々見せていたのだが、クライマックスはまさかのハードな展開であったな。

 元高校球児ということもクライマックスでは活きていたな。

 どん底状態となってしまった男たちの起死回生を狙った物語。
 まあ、コミカルな部分も含めて、面白い話ではあったな。

/5

監督:藤澤浩和
出演:阿部顕嵐、板垣瑞生、工藤遥、諸星翔希、渡部龍平、趙珉和、宮崎秋人、成松修、佐野和真、新羅慎二、カトウシンスケ、後藤剛範、渋川清彦
於:新宿バルト9

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