CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-075「ヴォイジャー」(アメリカ・チェコ・ルーマニア・イギリス)

2022年03月31日 23時07分54秒 | アメリカ映画
生まれは選べない、だが、生き方は選べる
 地球温暖化による飢饉が人類を襲い、居住可能な新たな惑星への探査隊の派遣計画が遂行される。
 航行期間86年におよび、訓練を受けた30人の子どもたちが船内で成長して子孫を残し、彼らの孫の世代が惑星に到達する。
 子どもたちは教官のリチャードに従順に従い、航行は順調かに思えた。しかし10年の時が流れ、毎日飲む薬によって人間としての欲望が抑制されていることを知ったクリストファーとザックをはじめとした若者たちは、そのことに反発して本能の赴くままに行動するようになる。
 そして、ある事件をきっかけに船内の統制が崩壊していく。(「作品資料」より)


 近未来、人類が地球に住めなくなり始めたところで、移住可能な惑星の探査隊が遣わされる。

 その惑星に着くまで86年かかるということで、乗員は訓練された子供たちと教官のリチャード。

 設定としては、これまでに何度も観たような設定ではある。

 86年の間に子供たちは成長し、子供を産み、またその子供が子供を産んで、孫の代で惑星に到着して、開拓を始めるという計画。

 冷凍睡眠やワープなどはなかったな。

 出発してから10年経った頃、毎日飲む薬の中に欲望が抑制される成分があることを知ったクリストファーとザックは、その薬を飲まなくなり、他の者たちも追随する。

 すると、彼らの本能、欲望が露わになっていき、宇宙船内の統制が取れなくなり始め、更に事件が起こり、崩壊していく。

 船のきしみがたびたび起こり、エイリアンが船外に潜んでいるかもしれないという恐怖がもたらされる。

 そして、開拓者たちの間で起こりがちな覇権を取ろうとする者も現れ、船内で対立も起き、本能と欲望が戦いを引き起こしてしまう。

 ストーリーとしては、舞台は宇宙だろうが、地球上であろうが、王道的なものだったかな。

 エイリアンがいるかもしれないという恐怖と、乗員たちの対決という展開で、果たして乗員たちの運命がどうなるのか。

 人類の希望となるはずのクリストファーたちは再び統制を取り戻し、目的の惑星に到着出来るのか。

 対立が激化し、そこまでになるのかと思う程の展開で、クライマックスは緊迫感ある展開となっていたな。

/5

監督:ニール・バーガー
出演:タイ・シェリダン、リリー=ローズ・デップ、フィオン・ホワイトヘッド、コリン・ファレル、シャンテ・アダムズ
   アイザック・ヘンプステッド・ライト、ビベイク・カルラ、アーチー・マデクウィ、クインテッサ・スウィンデル、マディソン・フー
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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