CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-073「仁義なき幕末 龍馬死闘篇」(日本)

2023年04月02日 13時58分11秒 | 日本映画
この時代に吞み込まれるんじゃねえぞ
 ヤクザの若頭・村田恭次とその右腕の大友一平は、敵対する暴力団が仕掛けてきた抗争のさなか、突然現れた不思議な少女の力によって幕末にタイムスリップしてしまう。
 そこで恭次は坂本龍馬と出会うが、龍馬と恭次は瓜二つだった。戸惑う恭次の前に龍馬を狙う一味が現れ、龍馬は恭次をかばって命を落としてしまう。
 龍馬がいなければ薩長同盟も実現せず、この国の新たな時代は開けない。恭次は、龍馬になり代わり日本の夜明けを実現しようと決意する。
 一方その頃、同じ時代にタイムスリップしていた一平は、ひょんなことから新選組に入隊していた。(「作品資料」より)


 令和のヤクザ、若頭の村田恭次は、謎の童子の力によってタイムスリップさせられてしまう。

 行き着いたのは幕末。

 そこで、恭次は坂本龍馬と出会うが、二人は瓜二つ。

 しかし、龍馬はそこで恭次を庇って殺されてしまう。

 瓜二つの恭次は坂本龍馬になり替わり、日本の夜明けを成就しようと決意する。

 最初は不安だらけであったが、龍馬として行動していくうちに、自らが成そうとしていること、そして未来の日本に与える影響を考え、本当に龍馬として生き抜いていこうと思うようになる。

 恭次と共にタイムスリップした、恭次の右腕である大友一平は、新選組に入る。

 二人で協力してヤクザのてっぺんを目指していたが、幕末で討幕派と幕府派に別れることとなる。

 こうなると二人が最後に戦うことになるのではないかと予測される展開。

 しかし、敵対する立場のはずの二人は何とか協力して、元の世界へ戻るための算段を考えようとする。

 そんな中、坂本龍馬が暗殺されたという日に近江屋へと行くこととなる恭次。

 果たして、恭次と一平は生き残り、元の世界へと戻ることが出来るのか。

 それとも恭次、坂本龍馬は生き残り、坂本龍馬が生き残った未来を作り上げること、歴史を変えることになるのか。

 やはり、恭次である坂本龍馬が生き残るのかというところが気になるところである。

 クライマックスの近江屋での戦いでは、果たして彼らの運命がどうなるのか、その戦いの行方が興味深かったが、ラストは思わぬ決着であったな。

 村田恭次ではなく、坂本龍馬であるがための決着だったな。

 ある意味、SFでもあったが、なり替わりの坂本龍馬の行動と運命が興味深い一本であった。

/5

監督:橋本一
出演:松田凌、和田琢磨、矢崎広、鈴木勝吾、赤澤燈、荒川ちか、石黒英雄、本田礼生、小野健斗、岡宏明、江戸川じゅん兵、本宮泰風、剛力彩芽
於:池袋シネマ・ロサ

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