CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-074「シン・仮面ライダー」(日本)

2023年04月03日 00時34分56秒 | 日本映画
マフラー、似合っているわよ
 “人類を幸福に導く”と謳う組織〈SHOCKER〉によってバッタオーグに改造された本郷猛は、緑川弘博士とその娘、緑川ルリ子とともに組織を裏切り、逃亡する。追ってくる敵を“プラーナ”によって得た力で殺してしまったことに苦悩する本郷。
 しかし、緑川弘が殺され、死に際にルリ子を託されたことで、『仮面ライダー』を名乗りルリ子と共に〈SHOCKER〉と戦うことを決意する。(「作品資料」より)


 「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」の庵野秀明監督の最新作。

 シリーズなのかどうかは判らないが、再び昭和のヒーローを主人公に据えた作品。

 SHOCKERによって改造人間にされた本郷猛は、彼を作った緑川博士の娘、ルリ子と共に組織を裏切り、SHOCKERの野望を止めるため戦うことを決意する。

 政府筋の男たちに協力しながら、改造人間たちと戦っていく本郷猛。

 基本的なストーリーは同じであるが、まず改造された本郷猛は、バッタオーグと呼ばれる。

 他の怪人たちもクモオーグやハチオーグなどと呼ばれる。

 本郷猛は自らを仮面ライダーと名乗り、戦いに挑む。

 結構、その戦いのシーンは強烈というか凄惨ではあったな。

 強力な力をセーブ出来ず、戦うこと、相手を殺すことに苦悩する本郷猛。

 戦うことに情熱を燃やすという感じではなく、行動を共にするルリ子を護るということで戦いに参加する。

 普段も、敵を前にしても、感情をほとんど表さないような感じであったな。

 SHOCKERの陰謀も、あからさまに世界滅亡とか地球の支配とかいうものでなく、〝人類を幸福に導く〟という名目で、洗脳とも消滅とも言えそうなことを行おうとして、これまた理解が難しい部分があったな。

 戦いのシーンは、格闘を見せるというより、CGやスローを使って対決を見せている。

 激しいアクションや悪を倒すというヒーローものを予測していると、裏切られる感じかもしれないな。

 どことなく、ストーリーも主人公も「シン・エヴァンゲリオン」を思い出させるところがあったかな。

 一文字隼人、仮面ライダー2号が出てくるとは思わなかったな。

 そして、政府筋の男二人の名前も最後に明かされるが、聞いてなるほどという名前であった。

 話は理解し辛い部分もあったが、興味深い展開で、興味深い仮面ライダー自身であったな。

/5
 
監督:庵野秀明
出演:池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、西野七瀬、塚本晋也、手塚とおる、松尾スズキ、森山未來、本郷奏多
   上杉柊平、長澤まさみ、仲村トオル、安田顕、市川実日子、松坂桃李、大森南朋、竹野内豊、斎藤工
於:TOHOシネマズ池袋

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