CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-146「アナと世界の終わり」(イギリス)

2019年06月17日 23時42分40秒 | イギリス映画
ジャスティン・ビーバーがゾンビになった
 英国の田舎町リトル・ヘブン。高校生のアナは、幼い頃に母を亡くし、父と2人暮らし。冴えない仲間ばかりのイケてない高校生活にうんざりのアナは、大学に進学してほしい父には内緒で、海外を旅する計画を立て、その資金を稼ぐためにダサい幼なじみのジョンと一緒にバイトに励んでいた。
 しかしある日、そのことが父にバレてしまい大ゲンカに。翌朝、ジョンと学校へ向かっていたアナは、いきなりゾンビに遭遇。間一髪で危機を回避したアナとジョンだったが、今すぐ町を脱出すべきだというジョンに対し、ケンカしたままだった父のことを心配するアナ。
 やがて2人は、学校に取り残されていた父とクラスメイトを救出すべく、町に溢れるゾンビに立ち向かっていくのだったが。(「allcinema」より)


 ゾンビが襲い来る中で、若者たちが歌い踊るという青春ゾンビ・ミュージカル。

 出だしはイギリスの田舎町で暮らし、鬱屈した日々を送っている高校生のアナたちの姿が映し出され、その気持ちを歌で表す。

 しばらくは、そんなアナたちの様子と歌が繰り広げられ、王道的な青春ミュージカルという感じ。

 この冒頭だけでも楽しめるところはあったな。

 そして、急激に増加したゾンビたちが人々を襲い始め、街がパニックになる中、アナや親友のジョンたちは、生き延びるための道を模索する。

 ゾンビの襲撃が明らかになってからは、こちらも王道的なホラーの展開にはあるが、そんな中でも随所に歌が挿入される。

 歌われる曲は、ゾンビ襲撃による悲しみや苦しみを歌ったものでもあるし、鬱屈した日々からの脱出を望むことを歌ったものとしても捉えられるものもあり。

 アナとジョン、クラスメイトたちは、立て篭もっていた建物から家族を見つけるため、学校へと向かう。

 迫り来るゾンビの中、アナたちはゾンビたちを倒し、家族と再会、脱出することが出来るのか。

 
 ホラーとしてもミュージカルとしても充分楽しめる一本であった。

 多少コミカルなところも見せるが、終盤に向けては、結構シリアスな展開。

 誰が生き残るのかというのも気になるところであったが、そこにも意外な部分があったかな。

 ホロリとさせるシーンもあり、最後まで興味深い展開の作品だった。

 ラストはこれまたサバイバル・ホラーの定番ではあったかな。

/5

監督:ジョン・マクフェール
出演:エラ・ハント、マルコム・カミング、サラ・スワイヤー、クリストファー・ルヴォー
   ベン・ウィギンズ、マルリ・シウ、マーク・ベントン、ポール・ケイ
於:新宿武蔵野館

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