CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-165「潜入者」(イギリス)

2017年05月27日 00時36分13秒 | イギリス映画
親しくなりすぎたようね
 1980年代、コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルが築いた巨大犯罪組織の壊滅に乗り出したアメリカ政府は、大規模な潜入捜査を計画する。
 白羽の矢が立てられたのはベテラン捜査官のロバート・メイザー。彼が架空の大富豪ボブ・ムセラに扮し、資金洗浄の流れを辿って組織の中枢へと潜入を図ることに。
 やがて資金洗浄を担当する組織の幹部ロベルト・アルケイノへの接触に成功すると、徐々に彼の信頼を勝ち取っていくメイザーだったが。(「allcinema」より)


 「エスコバル 楽園の掟」でも描かれた、1980年代の麻薬王、パブロ・エスコバルの組織を壊滅するため、危険な潜入捜査にあたった捜査官、ロバート・メイザーの姿を描いたクライム・サスペンス。

 ロバート・メイザーは実在の人物。


 メイザーは、大富豪で金の洗浄を行うボブ・セラムに扮し、相棒であるアブレヴと共に、エスコバルに近づくため、組織の人間に接触を図る。

 婚約者役であるキャシーと共に、徐々に組織の中枢に近づいていくが、その分メイザーたちは危険な立場に置かれることにもなる。


 なかなか緊迫した雰囲気の潜入捜査を描いている。
 
 ちょっと驚いたのは、偽名を使い、別人として組織と接触しているメイザーたちであるが、仕事が終わると自宅に帰って本当の生活に戻るということ。

 いつ組織の人間の目に入るのか判らないという危険があるんじゃないかなと思っていたら、案の定妻とレストランで食事をしている時に組織の人間に遭遇する。

 その際のメイザーの言動に妻は驚きと恐怖、嫌悪を感じたりする。

 更に自宅に組織から脅しの証のようなものが送られたりするが、自宅を判っているということは、正体判ってるんじゃないかなという気もするな。

 そんな危険や、更に目の前で人が殺されるのを経験しながらも、組織壊滅のため潜入捜査を諦めないメイザー。

 架空の会社を作ったり、何やかやと策を弄して、組織に近づくメイザーたちであるが、最初はどういう手段で組織を追い詰めるのか判りづらかったが、結局は証拠集めということだったんだな。


 危険と背中合わせの潜入捜査を描き、その成り行きがどうなるのかも気になり、なかなか緊迫した展開の作品だった。

 クライマックスとなる最後の作戦は、ちょっとアッサリした感じであったが、これでエスコバルの組織は壊滅へと追い込まれたということなんだな。

/5

監督:ブラッド・ファーマン
出演:ブライアン・クランストン、ダイアン・クルーガー、ジョン・レグイザモ、エイミー・ライアン
    オリンピア・デュカキス、ベンジャミン・ブラット、ユル・ヴァスケス、エレナ・アナヤ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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