CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-015「シライサン」(日本)

2020年01月11日 23時39分52秒 | 日本映画
私の名前を知っている者は殺す
 親友の突然の死にショックを受け、立ち直れずにいた女子大生の瑞紀は、弟を亡くしたばかりの青年・春男と出会う。亡くなった2人は同じバイト先の同僚で、その変死の異様さが共通していた。
 一緒に死の真相を探り始めた瑞紀と春男は、亡くなる直前に2人が訪れていたという温泉旅館へ向かうが。(「allcinema」より)


 親友を亡くした女子大生の瑞紀と弟を亡くした春男。
 奇しくも亡くなった2人は、心不全と診断されるが、眼球が破裂するという変死を遂げていた。

 その死に疑問を持った2人はその死の真相を探るため、行動を開始するが、その死には〝シライサン〟という怪談話が関わっていることを知る。

 そしてシライサンの名を知った者は本当に呪われ、命を落としていることが判り、瑞紀と春男もすでに呪われていることを知る。
 この事件に目を付けたジャーナリストの間宮と共に、その謎、そして解決法を見つけ出そうと奔走する。

 都市伝説とはいかずとも、怪談によって呪われた者たちが変死していくという恐怖。
 呪いの伝染を描いている。

 シライサンが呪われた者に迫り来る様子は、その容貌も含めて、怖いものがあったな。

 更に、瑞紀には亡くなった友人、春男には弟、そして間宮には事故で亡くした幼い娘が姿を現し、話しかけたりする。
 それはまるでシライサンの犠牲になるよう誘うような感じで現れる。

 途中、シライサンがやって来た時、犠牲にならないための方法も明かされたりするが、根本的な解決にはならず。

 3人は、いつシライサンが訪れるのか戦々恐々としながら謎を解き明かそうとし、名前を知っていてもシライサンが訪れない可能性にも言及する。

 これって、ある意味流布型の恐怖を逆手に取ったような感じだったな。

 果たして、どのような決着となるのかと思ったが、ある意味拍子抜け、しかし本当に助かるにはそれしか無いのかなという結末。
 多少切なさを感じるようなところもあり。

 ただ、そもそもシライサンの生まれた理由、名前を知っている者を殺す理由はハッキリせず。
 ある人物の行方も気になり、こちらも続編作る気満々のような終わり片だったな。

/5

監督:安達寛高
出演:飯豊まりえ、稲葉友、忍成修吾、谷村美月、江野沢愛美
   染谷将太、渡辺佑太朗、仁村紗和、大江晋平、諏訪太朗
於:新宿ピカデリー

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