CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-130「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(アメリカ)

2022年06月25日 20時31分15秒 | アメリカ映画
アメは残ってる?
 父の墓参りにやってきたバーバラと兄のジョニーに、突然よみがえった死体=ゾンビが襲いかかる。ジョニーは抵抗するも犠牲となり、バーバラは恐怖と悲しみに襲われながら近くの民家に逃げ込む。
 ほかの避難者たちとともに民家に立てこもるバーバラだったが、外部との連絡が取れないまま、民家はゾンビの群れに取り囲まれていく。
 しかし、次第に避難者たちのあいだで脱出を図るか、救助を待つかで意見の対立が生じていく。(「作品資料」より)


 ホラー映画の巨匠と言われたジョージ・A・ロメロの1968年製作の監督デビュー作。

 現在に至るまでの、アンデッド、ゾンビ映画の原点となった作品。

 4Kリマスター版で劇場公開。

 タイトルは聞いたことあれども観たことはなかった。
 同じくロメロ監督の「ゾンビ」がゾンビ映画の最初かなと思っていたが、その10年前に製作された本作が原点となるんだな。

 父親の墓参りにやって来たバーバラとジョニーの兄妹。
 そこで、突然忍び寄ってきたものに襲われ、バーバラは近くの民家に逃げ込む。

 そこに同じく逃げ込んできたベン、そしてその地下室に隠れていたクーパー夫妻やトムとジュディたちと共に何とかこの場を切り抜けようと奮闘する。

 どんどん増えていくアンデッドの群れから逃れることが出来るのか。

 途中ベンたちが見聞きするラジオやTVから、死者たちが蘇る理由などが推測されるが、ハッキリした理由は語られない。

 ベンたちは脱出するか、救助を待つかで対立し、サバイバル・ホラーの王道的なパターンになっている。

 徐々に迫り来るアンデッドたちの様子が緊迫感を生むし、生き残っている者たちの対立によって、思わぬ結果となっていく展開も面白い。

 クーパー夫妻の幼い娘が体調悪いときたところで、これは予想どおりの展開。

 そして、話の結末としては、何とも皮肉なものとなっている。

 映像技術が上がった近年の作品からすると、色々な場面でスローな感じも受けるが、全体的には迫り来るアンデッドの恐怖、そして生き残った者たちの対立やその行く末など、面白い作品であった。

/5

監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:デュアン・ジョーンズ、マリリン・イーストマン、ジョージ・コサナ、ジュディス・オディア、カール・ハードマン
   キース・ウェイン、ジュディス・リドリー、ラッセル・ストライナー、チャールズ・クレイグ、ビル・カーディル
於:シネマート新宿

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