CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-200「真犯人」(韓国)

2020年12月08日 00時05分41秒 | 韓国映画
絶対間違っている、そう言うのは詐欺被害者だ
 最愛の妻を殺され悲しみに暮れるヨンフン。しかも容疑者が親友のジュンソンで、2人が不倫関係にあったと聞かされ、すっかり廃人同然となってしまう。
 そんな彼のもとを、ある日ジュンソンの妻ダヨンが訪れ、夫の無実を訴える。
 そして妻の死の真相を知りたいヨンフンは、ジュンソンへの疑いを捨てきれないまま、それでも夫の無実を証明しようとするダヨンに協力することにするのだったが。(「allcinema」より)


 ある女性、ユジュンが殺害され、その夫のヨンフンの親友であるジュンソンが容疑者として逮捕される。

 そのことに苦悩するヨンフンの元に、ジュンソンの無実を信じる妻のダヨンが訪れる。

 ヨンフンはダヨンと共に真犯人を見つけ出そうとし、やがて事件当日に怪しい行動をしていた男に行き当たる。

 そしてヨンフンは思いも寄らぬ行動を取る。

 果たして犯人は誰なのか。


 容疑者として逮捕されたジュンソン、ヨンフンが見つけ出した男、更にユジュンの夫であるヨンフンまでも怪しい雰囲気を出していく。

 もちろん、ジュンソンの妻であるダヨンも捨てきれない。

 物語は時間軸を行き来して描かれ、そこで少しづつ犯人に近付くものを見せていく。

 ヨンフンが、警察が探していた妻の携帯を持っていたり、ジュンソンがよくユジュンと二人で会っていたり、更に謎の男もヨンフンたちの家の近くでナイフを買っていることが判る。

 徐々に明らかになっていく彼らの言動。

 そして、それらがミスディレクションを誘うように描かれていく。

 妻を殺され、しかも親友が容疑者であるということに苦悩を抱え、やや狂気に近い行動を起こすヨンフン。
 実は一番怪しく感じさせられる人物であったかな。

 ヨンフンの狂気の果てにやがて明らかとなる真実。

 驚くべき執念と狂気を見ることになるが、何となく最初に怪しいなと個人的に考えた人物が真犯人であったな。

 それぞれが垣間見せる狂気が緊迫感を煽り、果たして真犯人が誰なのかを興味深く見させるサスペンス・ミステリーであった。

/5

監督:コ・ジョンウク
出演:ソン・セビョク、ユソン、オ・ミンソク、ハン・スヨン、チャン・ヒョクジン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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