CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-305「ジガルタンダ・ダブルX」(インド)

2024年10月06日 21時26分09秒 | インド映画

クリントの映画を観るか

 1970年代のインド南部タミル地方。小心者の新人警察官キルバイは不可解な殺人事件に巻き込まれて投獄され、復職の条件としてギャングの親分シーザーの暗殺を命じられる。

 クリント・イーストウッドの西部劇が大好きなシーザーに接近するため、キルバイはサタジット・レイ門下の映像作家と身分を偽り、シーザーを主演にした映画の監督に立候補。

 シーザーはキルバイを抜てきするが、2人の運命は思わぬ方向へと転がり始める。(「作品資料」より)

 

 2014年に製作された「ジガルタンダ」の第2弾。

 話は続いているわけではないらしいので、前作観ていなくても大丈夫。 

 殺人の現行犯で捕えられる新米警察官のキルバイ。

 悪徳警官のラトナ警視からマドゥライ地方のギャング、シーザーの暗殺を命じられる。

 成功したら、無罪放免、警官にも復職できるという。

 クリント・イーストウッドが好きなシーザーは、自分が主演の映画を作ると言い出し、監督を公募する。

 キルバイは、レイ・ダース監督として採用され、シーザーを撮りながら暗殺の機会を伺う。

 シーザーは暴虐の限りを尽くし、その戦いに巻き込まれないようキルバイは撮影していく。

 そんな中で、組織にネズミが潜んでいると疑惑を持つシーザー。

 キルバイは疑いを避け、更にシーザーを殺すため、ある構想を伝える。

 こうして後半は本当にヒーローもののような展開となり、惨劇をもたらす。

 二段構えの話の展開が面白く、後半は更に話の展開が気になっていく。

 ニセ監督であるキルバイが映像に皆の想いを込め、それが功を奏すという結末。

 悲しい運命もありながら、スッキリさせる結末でもあった。

 ラスト・シーンは更なる続編を期待させるもの。

 次は「トリプルX」かな。

/5

監督:カールティク・スッバラージ

出演:ラーガヴァー・ローレンス、S・J・スーリヤー、ニミシャ・サジャヤン、ナビーン・チャンドラ、サティヤン

於:シネ・リーブル池袋


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