CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-306「憐れみの3章」(イギリス・アメリカ)

2024年10月07日 00時10分19秒 | イギリス映画

昨夜夢を見た

 選択肢を奪われ、自分の人生を取り戻そうと格闘する男、海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官、卓越した教祖になると定められた特別な人物を懸命に探す女。

 三つの奇想天外な物語が共鳴していく。(「作品資料」より)

 

 3つの話で綴られるオムニバス作品。

 3つの話の出演者は同じ俳優たちで、話は続いているのかなと思ったら、登場人物はそれぞれ別人のようであった。

 そして話も繋がりはないのだが、それぞれ奇妙な感じの話だったな。

 これまで会社の上司に言われるがままに生きてきたロバート。

 ある依頼を断ったことで、見放されてしまう。

 再び上司からの信頼、愛を取り戻そうと奮闘する。

 次に行方不明になっていた妻が無事に戻ってくるが、彼女が別人だと疑う警官。

 更に、ある能力を持つ人物を探す女性の話と続いていく。

 徐々に現実感から微妙にズレていく感じで、摩訶不思議であり、コミカルな話でもあった。

 何かを求めようとする姿にユーモラスな感じを受ける。

 加えてグロテスクで凄惨とも思えるシーンもある。

 ちょっとストーリーとしては理解し辛いものもあったな。

 展開自体は興味深く、気になるもので惹き込まれはする。

 同じ出演者が3つのストーリーで別人として登場し、ちょっと変わったストーリーを紡ぎ、面白い作品だった。

 3時間くらいある作品だったが、長さは感じなかったな。

/5

監督:ヨルゴス・ランティモス

出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファー

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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