CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-034「シャッター 写ると最期」(ロシア)

2019年02月03日 01時05分40秒 | ロシア映画
カメラが人を殺すなんてあり得る?
 イリャ、アリョーナら7人の若者たちは、パーティーを楽しむため、車で森の別荘に向かっていた。
 ところがその途中、道路を横断する大きな鹿に衝突、深い森の中に壊れた車ごと取り残されてしまう。携帯は通じず、救助も期待ができないと考えた彼らは、凍死を避けるため、森を彷徨い始める。
 やがて、不気味な山小屋にたどり着いた一行は、そこで珍しいアンティーク・ポラロイドカメラを発見。だがそれはレンズを向けられた人の最期の姿を映し出すといういわくつきのカメラであった。
 写真に映し出された自分たちの最期の姿が現実となることに気づき始めた彼らは、極限の恐怖へと追い詰められていく。(「KINENOTE」より)


 写されると、その人の最期の姿が写されてしまうというカメラを巡る恐怖を描いたスリラー。

 見ず知らずながら、ネットを通じて集まった7人の男女が森の別荘へ向かっていたが、途中事故に遭遇。

 何とか別荘にたどり着いたイリャたちは、そこでアンティークのカメラを発見する。

 しかし、そのカメラは写した者の最期を写し出すカメラで、撮られた者は時を経ずして死んでいく。


 死のカメラだということは、最初の犠牲者が出た時点で皆はおおよそ理解する。

 その後は、どのように展開するのだろうかと思ったが、不注意にシャッターを押してしまったり、まだそのことを知らない者が写してしまったりして、次々と犠牲者がうまれ、凄惨な展開となっていく。

 果たして、何故そのカメラが死の力を持つようになったのか、その目的が何だったのかというところも気になる。

 連続不変体がどうのと言っていたが、理屈はあまりよく判らなかったな。

 元々軍事目的のために開発されたものらしいが。

 
 そんなに驚かせるようなホラーではなく、果たして次は誰が犠牲者のなるのか、その方法はどのようなものなのか。

 そして誰がシャッターを押すのかが気になり、緊張感を上げる展開。

 7人の男女の中に、誰か手引きしている人物がいるのではないか、とも思わせる。


 意外とサクサクと展開する話で、更にラストは何とも笑いが漏れそうな形で幕を閉じる。

 面白い設定であったが、もう少し背景と説明があっても良かったかなと思うスリラーであった。

/5

監督:アントン・ゼンコヴィッチ
出演:イリーナ・テミチェヴァ、アナスタシヤ・ゼンコヴィッチ、サンザール・マディエフ
   ソフィア・ザイカ、イゴール・ハルラモフ、ステバン・ユラロフ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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