CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-155「鬼平犯科帳 血闘」(日本)

2024年05月20日 00時10分19秒 | 日本映画

悪党を知ってこそ悪党を取り締まれるのです

 長谷川平蔵のもとに、彼が若い頃に世話になった居酒屋の娘・おまさが現れ、密偵になりたいと申し出る。

 平蔵にその願いを断られたおまさは、平蔵が芋酒屋主人と盗賊の2つの顔を持つ鷺原の九平を探していることを知り、独断で調査に乗り出すが。(「作品資料」より)

 

 〝原作・池波正太郎生誕100年記念作品〟の1本。

 同じく記念作品であり、2部作であった「仕掛人・藤枝梅安」の後編のラストにチラリと姿を見せたのが長谷川平蔵であった。

 かつてテレビドラマを放映していたのは憶えているが観たことはなかった。

 新たなキャストで製作された作品だが、先にスペシャル・ドラマが放映されたらしく、また本作の後にもドラマがあるらしい。

 平蔵は若き頃、悪党と言われる程のヤンチャぶりだったが、今や火付盗賊改の長官となっている。

 そんな平蔵の元に若き頃世話になった飲み屋の娘、おまさが訪れ、密偵になりたいと申し出る。

 時を同じくして押し入った先の住人を皆殺しにする盗賊が現れる。

 おまさはそれを調べ始めるが、やがて平蔵の若き日の因縁が明らかになっていく。

 現在の物語が進んでいく中、回想するように若き日の平蔵の姿も映し出される。

 若き頃の平蔵に想いを寄せていたと思われるおまさ。

 密偵として調査をするが、こういうキャラの運命って何となく予想してしまうものである。

 敵役である網切の甚五郎の非道さが激しく、平蔵をかなり憎んでいる。

 果たして、その理由は何なのか、平蔵は甚五郎を捕えることが出来るのかと共におまさの運命もどうなるのか気になる展開であった。

 激しい殺陣のシーンも見られ、アクションも楽しめる時代劇であった。

 それにしても最近、映画で始まり、続きは配信ドラマというのが多いな。

 劇場でしか観ない身としては腹立たしさもあるな。

/5

監督:山下智彦

出演:松本幸四郎、市川染五郎、仙道敦子、中村ゆり、火野正平、本宮泰風、浅利陽介、山田純大、久保田悠来、柄本時生、松元ヒロ、中島多羅、志田未来、松本穂香、北村有起哉、中井貴一、柄本明

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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