CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-044「呪呪呪 死者をあやつるもの」(韓国)

2023年02月25日 01時29分09秒 | 韓国映画
自分の中の悪鬼に執着して、愛する人を失うな
 閑静な住宅街で凄惨な殺人事件が発生。被害者の傍らに横たわっていた容疑者らしき死体は、なぜか死後3カ月が経過していた。
 そんな中、ジャーナリストのジニが出演するラジオに、犯人を名乗る男から電話が掛かってくる。男は自分が死体を操って被害者を殺したと告白。ジニは警察と協力して事件の調査を進めるうちに、ある大企業の陰謀が関係していることに気づくが、強大な呪いによってよみがえったゾンビ集団が「3つの殺人」を果たすべく襲いかかってくる。
 ジニは旧知の呪術師ソジンとともに、ゾンビ集団とその黒幕に立ち向かうが……。(「作品資料」より)


 死者を操って行われる殺人事件に挑むジャーナリストと呪術師の姿を描いたアクション・ホラー。

 ある殺人事件で容疑者となるのは、被害者の横で頽れていた死後三か月経つという死体。

 やがて、ジャーナリスト、イム・ジニの元に犯人だと名乗る男がやって来て、インタビューに応じる。

 そこで、男はある製薬会社の会長の謝罪を要求、それがなければ三つの殺人を実行すると告げる。

 その男も実は死後数か月経った死体であることが判明。

 警察が、死者による殺人事件にまともに対応しようとする中で、ジニは事件の裏側を調査し、死者を操る者を見つけ出そうとする。

 これは、なかなか斬新な、いわゆるゾンビものと言ってもいい作品。

 操られる死体たちは、無敵とも言える様相で、しかも急速に襲い来る。

 予告された殺人を防ごうと、警察は厳重な警備をするが、そこに現れたのは、100人近い死者の群れ。

 ここでの展開は、まさかのカー・チェイスなどもあり、一気に緊迫感も高まり、面白かった。

 イム・ジニには、呪術師であるソジンという少女の知り合いがいたが、今は行方不明。

 彼女なら、現状にも対処できるのではないかと考えたりする。

 ジニの働く会社に新しいカメラマンであるジェシーが雇われるのだが、もしかすると彼女はソジンが変装した女性なのではと思ったりしたが、ジェシーはそれ以上の存在だったな。

 呪術によるホラーのテイストと、大企業による陰謀を組み合わせ、ストーリーとしては、社会派サスペンスっぽくもなっている。

 そして、最後には、ちょっと人間ドラマの要素も取り入れているかな。

 いずれにしても、毛色の変わった新たなホラーで、面白い一本だった。

 エンドロール後に映像があり、続編を考えているようである。

/5

監督:キム・ヨンワン
出演:オム・ジウォン、チョン・ジソ、チョン・ムンソン、キム・イングォン、コ・ギュピル、クォン・ヘヒョ、オ・ユナ、イ・スル
於:新宿バルト9

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-043「鬼滅の刃 上弦集結... | トップ | 23-045「シャイロックの子供... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国映画」カテゴリの最新記事