CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-045「シャイロックの子供たち」(日本)

2023年02月26日 00時05分11秒 | 日本映画
金は返せばいいってもんじゃない
 東京第一銀行・長原支店で現金紛失事件が発生した。ベテランお客様係の西木雅博は、同じ支店に勤務する北川愛理、田端洋司とともに、事件の裏側を探っていく。
 西木たちは事件に隠されたある事実にたどりつくが、それはメガバンクを揺るがす不祥事の始まりにすぎなかった。(「作品資料」より)


 「アキラとあきら」に次ぐ、池井戸潤原作の映画化作品。

 と言っても、小説とは全く別の話で、映画オリジナル・ストーリーで独自のキャラも登場するとのこと。

 原作は読んでいないので判らないが。

 東京第一銀行の長原支店で現金100万円が紛失するという事件が発生。

 行員総出で探しても発見されなかったが、翌朝不自然な形で発見される。

 しかし、その事件の途中に発見したものに不審を抱いた課長代理の西木は、行員の北川、田端と共に調べていくうちに、ある大きな詐欺に突き当たることとなる。

 10億の融資をある会社にすることを決済した東京第一銀行であるが、それが不良債権化しそうになる。

 しかし、その融資の裏には、隠されていたものがあるという展開で、銀行内にもその詐欺に関わっていたものがいるのではという疑惑が持たれる。

 西木がそれを調べていくのだが、意外とそれはすぐに判明したりする。

 そして、クライマックスでは、詐欺を働いた相手に仕掛けを施すという展開。

 銀行内での暗部が描かれており、詐欺事件だけでなく、業績、ノルマに厳しく、上司のパワハラまがいの言動に部下が心を病んでいくという話や、ちょっとそりが合わない同僚を横領犯に仕立て上げようというちょっとした企てもある。

 クライマックスのいわゆる倍返しの仕掛けが、果たして成功するのかという展開は、緊張感があったな。

 果たして、清廉な銀行員がいるのかという展開もあり、面白い話ではあった。

/5

監督:本木克英
出演:阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、渡辺いっけい、忍成修吾、近藤公園、木南晴夏、酒井若菜
   西村直人、中井千聖、森口瑤子、前川泰之、安井順平、徳井優、斎藤汰鷹、吉見一豊、吉田久美、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介
於:TOHOシネマズ池袋 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-044「呪呪呪 死者をあや... | トップ | 23-046「すずめの戸締まり」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事