CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-207「イイネ!イイネ!イイネ!」(日本)

2017年07月08日 23時27分38秒 | 日本映画
今度会った時には金返さなくちゃ
 ケン、ドブオ、トニーは、横浜の本牧で生まれ育った幼なじみ3人組。
 ケンはクレイジーケンバンドを率いるミュージシャンとなり、トニーはその敏腕マネージャーとして活躍。一方ドブオはヤクザとなり、裏の世界から横浜の秩序を守っていた。
 そんなある日、夢に見ていた横浜スタジアムでのコンサートが決まり、喜びを噛みしめるケンは、怪しげな中国人たちに若い女性が掠われようとしている現場に遭遇、単身で助けに向い、無事救い出す。
 そしてそのまま恋に落ちてしまうケンだったが。(「allcinema」より)


 ヴォーカルの横山剣をはじめとするクレイジーケンバンドの面々が本人役で出演した作品。

 ケン、ドブオ、トニーの幼なじみの3人は成長し、ケンはミュージシャン、トニーはそのマネージャー、ドブオはヤクザとなる。

 ケンがある時、中国人たちにさらわれようとしている一人の若い韓国人女性を助けたことから、3人が思わぬ事件に巻き込まれていく様子を描いている。


 幼なじみの3人の男が辿っていく運命。
 そして危険なところを助け、恋に落ちてしまうケンの、その想いの行方。

 切ない要素を取り入れながら、人生の岐路に立たされる男たちの姿を描いているところは、何となく予想通りの作品であったかな。

 横山剣をはじめとするクレイジーケンバンド出演ということで、彼らの歌もふんだんに流され、その曲をバックに舞台となった横浜の街を映し出すようなシーンも多い。


 ケンが助けたアヒョンという女性は何かいわくありげで、彼女を追う男、新藤はかなりクレイジーな感じのところがある。

 どうやらアヒョンと新藤は付き合っていたようだが、あることが理由でアヒョンは逃げ出す。
 ケンを含めて三角関係のような感じになるが、このクレイジーな新藤がどのような行動を起こし、ケンたちの身に何が起こるのか気になるところ。

 しかし、理解し合うようなまさかの展開になるとはな。

 そして、最後に捕まってしまうのもまさかの人物だったな。

 悲惨な結末が待っているのではと思わせる話の展開で、かなりバイオレンス要素高い作品かなと思ったが、恋と人情話になっていく。

 多少はドンパチあれど、穏やかな結末。
 心配していたので、ちょっとホッとしたかな。


 最後の韓国でのシーンは残酷だな。しかし、あれだけの感情を見せていながら、まさかのシーンだったな。

/5

監督:門馬直人
出演:横山剣、ハリン、中野英雄、金子賢、山口智充、宮川大輔、阿部亮平
    上松大輔、駿河太郎、野添義弘、渡辺哲、小嶋陽菜、二宮弘子、パンツェッタ・ジローラモ
    大鶴義丹、菜々緒、秋吉久美子、伊原剛志、クレイジーケンバンド
於:TOHOシネマズ新宿

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